ウクレレの各弦はG、C、E、Aの音に合わせます。
各弦の音は、以下の三角マークをクリックすると再生できます。
ウクレレはこの音に合わせます
1弦=A
2弦=E
3弦=C
4弦=G
アプリかチューナーで合わせます
写真のようなクリップチューナーがひとつあると便利ですが、スマホアプリでも十分です。
この記事のポイント
- チューナーを使ったかんたんなチューニング方法
- チューナーなしでチューニングを合わせるコツ
- チューニングが狂う理由と対策方法
弦を交換したときは②の「チューナーなしで耳であわせる」方法を覚えておくとスムーズです。
チューニングの基本「GCEAの音に合わせる」
G | C | E | A |
ソ | ド | ミ | ラ |
ウクレレの音は、表のようにGCEAに合わせます(レギュラーチューニングの場合)。
また、ウクレレのチューニングは次の手順で行います。詳しいチューニング方法は記事後半で紹介しています。
チューニングの手順
チューナーかアプリを用意
最近は優秀なアプリも出ているので、スマホだけでもチューニングできます。
チューナーを起動して3弦をならす
まず3弦をCの音に合わせます。チューナーの画面を見ながらゆっくりと弦を弾き、ぴったり合うまでペグを巻きます。
Cに合ったら他の弦も合わせます
他の弦も同様にチューニングできたら完了です。
最初は弦が伸びやすいため、チューニングがすぐ狂います。そこで、こまめにチューニングする必要があります。ただし、1週間くらい弾いていると安定してきます。
「自信がないなー」という人は、おすすめのウクレレ講座をチェックしてみてください。チューニングだけでなく、弾き方もわかりやすく解説されています。
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無料のスマホチューナーアプリ厳選6選!
チューナーが手元にない人は、スマホアプリをダウンロードしてください。無料で広告も出ない、優秀なアプリもありますよ!
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iPhoneベスト3
すべてAppleのストアにリンクしています。完全無料で広告もなく、合わせやすいアプリです。
Androidベスト3
すべてGoogleのストアにリンクしています。Android用もすべて無料で広告もなく、合わせやすいアプリを厳選しました。
この6アプリは「100本テストして厳選したアプリ紹介記事」の抜粋です。
他にも用途別におすすめのアプリがあります。気になる方はぜひ以下の記事も読んでみてください。
上の記事では、一見よさそうな「人気」アプリが、実はいまいちな理由も解説しています。
おすすめのチューナーは1000円くらいのもの
高いものでは5000円以上するチューナーもありますが、ウクレレには必要ありません。だいたい1000円くらいのものがおすすめです。
1000円より安いチューナーはすぐ壊れてしまいがちなので、あまりに安いものは避けた方が無難です。
筆者の経験では、数回使っただけで壊れる激安チューナーもありました。
また、ウクレレ専用タイプより、クロマチックチューナーと呼ばれる汎用タイプのものがおすすめです。
ウクレレ専用だとG、C、E、Aの音しか取れないのですが、ゆるんだ弦はBやFなどいろんな音になっています。
ウクレレ専用だと「この音はD? B? F?」とわからなくなり、迷子になってしまいます。
そこで、どんな音でも取れるクロマチックチューナーがおすすめです!
チューナーで音を合わせる一番かんたんな方法
ウクレレのチューナーは、だいたいメーターのようなデザインになっていて、針が左に振れている時は「音が低すぎ」です。
針が右に振れていると「音が高すぎ」です。
そこさえ押さえておけば、ペグを緩める(音が低くなる)か巻き上げる(音が高くなる)ことで音程を調整できます。表示がぴったりと真ん中にくるようにすればOKです。
手順①チューナーかアプリを用意してスイッチオン
クリップチューナーは写真のようにヘッドに挟みます。アプリなら起動して目の前の机などに起きます。
ヘッドの形状によって、クリップチューナーが取り付けられない場合があります。その場合はアプリで合わせてください。
手順②画面を見ながら3弦のペグを巻いて音を合わせます
ペグを巻くと音が高くなっていきます。それにつれてチューナーの針(表示)も変わっていくので、たとえば3弦なら「C」にぴったり合ったところで巻き上げをストップします。
行き過ぎたらいったん少し低い音まで戻し、ゆっくりと巻き上げながら、再度Cに合わせてください。
巻き上げながら合わせるとチューニングが安定し、ずれにくくなります。ゆるめながらチューニングすると、ずれやすい傾向があります。
手順③他の弦も合わせる
3弦がぴったりと合ったら、2弦、4弦、1弦も合わせます。
どの弦から合わせないといけない…といった決まりはないですが、低い音から高い音に合わせていくとわかりやすいので、3→2→4→1弦の順に合わせていくのがおすすめです。
これでチューニング完了です!
チューニングの頻度は毎日1回以上?
ウクレレは毎日、弾く前にチューニングするのが一般的。どうしても弦がゆるんできて、少しずつ音程がずれていくからです。
弦を交換したばかりの時(新品時も)は、弦が伸びやすく、1日に数回チューニングした方がいい場合もあります。
弦交換後、だいたい1週間くらいで落ち着いてきます。
筆者の経験では、Enyaの弦は安定するのが早いかなと考えています。
ウクレレ歴6か月になったら耳で合わせるコツも必要!?
弦を交換した直後などはチューナーの画面だけを見ていると「今何の音?」と迷子になってしまい、巻きすぎて弦を切ることがよくあります。
そこで、ウクレレ歴6か月くらいまでに「音を聴いて耳でチューニングを合わせる」という練習をしておくのがおすすめです。
なぜかというと、この頃、最初の弦交換を経験するからです。
とはいえ、そんなに難しくはありません。ざっくり合えばOKです。
最後にぴったり合わせる部分は、チューナーを使えばいいからです。
チューニングを合わせやすい「音」合わせにくい「音」
「音を聞いて耳だけでチューニングする」場合、いちばん合わせやすいのは、誰かにウクレレの「ド」の音を鳴らしてもらい、3弦を合わせる方法です。
やっぱりウクレレ同士がいちばん合わせやすいですね。
そのほかの「音を合わせやすい楽器」をリストアップしてみました。
ウクレレの音を合わせやすい楽器
- ウクレレ
- ギター
- ピアノ
ギターやピアノは弦楽器(ピアノも打弦楽器)なので、ウクレレの音がけっこう合わせやすいと感じます。
昔からチューニングに使われてきた音叉やピッチパイプは、むしろあまり合わせにくい音を出します。
スマホのピアノアプリもいいですよ!
筆者は、無料で広告も出ないMinimalPianoというアプリを使っています。
3弦のCから順番に音と耳でチューニングしていく方法
まず最初に3弦をドの音(Cの音)に合わせたら、あとは上の図のようにチューニングしていきます。
- 3弦4フレットのEを鳴らし、2弦をEに合わせる
- 2弦3フレットのGを鳴らし、4弦をGに合わせる
- 2弦5フレットのAを鳴らし、1弦をAに合わせる
弦交換時はざっくり耳で合わせる
弦を交換したときは、ウクレレの弦がゆるゆるで「まったくチューニングが合っていない!」という状態です。
弦交換のあとは、ざっくりでいいので、上の方法でチューニングを合わせてください。
本当にざっくりでもOK!
そこからチューナーできっちりと合わせていくようにしましょう。
まず最初に「音を聞き耳でざっくり合わせる」ようにすると、迷子になって弦を巻きすぎ、切ってしまうことを防げます。
ぜひお試しください。
まとめ:チューニングがすぐ狂う理由と対処方法も解説
ウクレレのチューニング(レギュラーチューニング)は、上の図のようにG、C、E、Aに合わせます。
クリップチューナーかスマホのチューニングアプリがあれば、すぐにチューニングすることができます。
高いチューナーを買う必要はなく、1000円前後のものがおすすめ。安すぎると壊れやすいので、ヤマハ、Aria、KORGなど有名メーカーの安い製品がおすすめです。
また、ウクレレ専用でなく、クロマチックチューナーといわれる汎用タイプのほうが安心です。
弦交換時などに、G、C、E、A以外の音も確認する必要があるからです。
ウクレレのチューニングについて、以下の記事も参考になります。