広告 ウクレレ初心者

簡単なはずのウクレレが「難しい」と感じる理由と対処法

当社アンケート調査による

65.7%の人が「練習をはじめて1か月以内にウクレレが弾けるようになった」というデータがあります(注1)。

ウクレレは簡単にはじめる事ができ、すぐにある程度上達できる楽器です。

それなのに「難しい」と感じる事があるのですが、その理由は、あなたがワンランクアップするための壁にぶつかっていることかも?

この記事では、

  1. ウクレレが難しいと感じる理由
  2. ウクレレの「ここが簡単」「ここが難しい」
  3. ウクレレで壁に突き当たった時の対処法

の3ポイントを解説します。

ゆるレレ
ゆるレレ

注1……当社実施のアンケート調査で「コード伴奏が1か月以内にできた」と回答した人の割合。

簡単だけど奥が深い!ウクレレの難易度を解説

当社で実施したアンケート調査で「ウクレレは1か月あればだいたい弾ける」ということがわかりました。

大半の人が、コード伴奏とソロ弾きができるまでにかかった時間は以下の通りです。

コード伴奏~1か月でできた人が大半
ソロ弾き~半年でできた人が大半

中にはもっと短期間で弾けるようになった人も大勢います。

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ウクレレは1か月で弾ける取っつきやすい楽器

しかし、ウクレレはすぐに弾けるようになるのに、高度なソロを弾こうとすると、急に「難しい」と感じるようになります。

ウクレレは取っつきやすいが、高度なソロや奏法に挑戦すると、とたんに他の楽器に負けない難しさに

このように「ウクレレには2つの顔がある!」というのが、時としてウクレレが難しいと感じる理由です。

ここからはウクレレの奏法別の難易度や「難しい」と感じたときの克服のしかたを考えていきます。

コード伴奏(コンピング)は比較的簡単

「初心者でもすぐ弾ける」というのは、ウクレレの魅力のひとつです。

ごく簡単なコード弾きであれば、まったくの初心者でも1日から1週間で弾けてしまいます。

反面、難しいことをしようとすればいくらでもできるので、なかなかうまく弾けない曲もあります。

難しいコンピングと簡単なコンピング

では、簡単なコード伴奏と難しいコード伴奏で何が違うのでしょうか? ピアノ講師ののりこ先生に尋ねると、3つのポイントをあげてくれました。

  1. 調(キー)による難しさの違い
  2. アルペジオなど右手のテクニックの違い
  3. イントロや間奏を付けたい場合は難しくなる

簡単なコード伴奏でもかっこよく聴かせる楽曲がありますから、そういう曲を選んで練習し、少しずつステップアップするのがおすすめです。

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上記の記事でダウンロードできる「La Bamba」の楽譜は超簡単アレンジですが、その割にそこそこ雰囲気があるので、このあたりから練習してみてはどうでしょうか?

弾きやすいキーに簡単に変えるツールをダウンロード!

他の楽器向けに書かれた楽譜には、ウクレレでは弾きにくいものもあります。そんな時は、ウクレレで弾きやすい調に移調(キーを変える)してしまえば、楽に弾くことができます。

指折り数えながら移調するのは大変なので、以下の記事を参照して「移調円盤」というツールをダウンロードしてみてください。

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移調円盤があれば、弾きにくい曲の調をハ長調(C)やヘ長調(F)に変えてしまうことができます。プリントしてハトメでとめるだけなので、ぜひ試してみてください。

なるべく厚い紙にプリントしてください。ハトメは100円ショップでも手に入ります。

ソロにも「簡単」「難しい」両方あります

ソロの右手のピッキングにはいろいろなスタイルがあります。親指1本で弾いたり、ギターのように指を4本使ったり、親指の人さし指の2本で弾いたり、場合によっては親指と人さし指と薬指の3本で弾いたりと、バリエーションが豊富です。

右手の使い方はかなり奥が深く「ウクレレが難しい」と感じる1つの原因になっています。

演奏スタイル難易度
親指一本で弾くスタイルのソロ
ギター風フィンガーピッキング★★
究極の高難度「ジャカソロ」★★★

「どちらかというと」ですが、親指一本で弾くスタイルのソロには、簡単なものが多い傾向があります。初心者向けにアレンジした楽譜は、弾きやすいように親指一本で弾けるように編曲されることが多いからです。

ギター風のフィンガーピッキングは、それにくらべると難しい楽譜が多い傾向があります。右手の指を4本使えるぶん、複雑なアレンジも可能になるからです。

ゆるレレ
ゆるレレ
あくまでも「傾向」であって、絶対というわけではありません。

コードとメロディをいっしょに弾くジャカソロは、ウクレレ独特の奏法です。どちらかというとジャカソロは「難しい方がかっこいい」と考える人が多いため、テクニック自慢的に難しい楽譜が多いです。

基本的には難しすぎる曲を狙うよりも、無理なく弾ける楽曲からステップアップする方が上達します。

ウクレレは独学できるの? ウクレレの効率的な練習方法は? という「ウクレレを独学する方法と教材の選び方」という記事で解説しています。

安いウクレレだと上達しにくいという問題もあります

ウクレレが「難しい」と感じる理由の1つに、楽器の精度が低いこともあげられます。1万円を大きく切るようなウクレレだと、どうしても弾きにくいことが多く、きちんと作られた楽器と比べて上達しにくいことも。

ウクレレを買い直すなら、コード弾きから中級レベルのソロまで狙える、安くて高品質な「ソプラノウクレレ」を狙うのがおすすめです。

「最初の一本はソプラノ」な理由

ウクレレの一般的なサイズは、小さい順にソプラノ、コンサート、テナー。チューニングはすべて同じで、音域も同じです(フレット数による若干の違いはあります)。

ゆるレレ
ゆるレレ
テナーサイズは大きいから低音が出る……ということはありません。同じチューニングです。

そこで、

  1. 最も流通量が多くて選択肢が多い
  2. 同じ値段でより高品質な楽器が買える
  3. 初心者セットはほとんどソプラノウクレレで組まれている

という点を考慮して、最初の1本はソプラノをおすすめします。詳しくは、以下の記事で解説しています。

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Famous FS-1Gがベストチョイス

プロダクト(Famous FS-1G)

とりあえず「おすすめの1本を知りたい」ということであれば、FamousのFS-1Gをおすすめします。国産ウクレレとしては最安クラスですが、安定した品質や演奏性の高さは誰にもすすめられるレベルです。

実売価格は2万円前後です。超人気機種なので人とかぶりやすいという傾向があります。しかし、裏を返せばそれだけいい楽器だということです。

揃えたいのはケースとチューナーのみ

最初に必ず揃えたいアクセサリー類は、

  1. クリップチューナー
  2. ケース

の2点です。

特にチューナーは絶対に必要ですが、最近はスマホアプリでの代用も可能になりました。チューニングについて詳しくは以下の記事で解説しています。

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教則本や楽譜集の選び方

楽譜が読める人と読めない人で、おすすめの教則本が変わってきます。楽譜が読めるなら、あとはウクレレの技術をマスターすればいいだけです。

楽器経験者には「はじめよう!ウクレレ」がおすすめ

ヤマハミュージックメディアから出版されている「はじめよう!ウクレレ」という本は、2005年からずっと販売されている息の長いテキストです。

ゆるレレ
ゆるレレ
ムックとしては異例の長寿商品で、そこからも内容の確かさがうかがわれます。

特長はコード弾きからソロ弾きまで、キヨシ小林アレンジの30曲を弾きながら一通りの奏法をマスターできること。これ1冊あれば、当面他の楽譜本を買わなくてもすみます。

ただ、楽器経験者なら「ふむふむ、そういうことか!」と理解できるのですが、まったくの未経験者には進み方が速すぎてついて行けない可能性大です。

まったくの未経験者には古川先生のDVD教材

初心者向けDVD講座のパッケージ

この教材は僕たちも取り寄せてみて「なるほど、すごいな」と感心しました。スーパーギタリストの古川先生は、多数の生徒を指導するウクレレの講師でもあります。

「だから初心者の気持ちがわかっているんだな」と実感できる内容です。

練習を始めると、毎日のように古川先生からのメールが届きます。このメールは絶対読むべきですが、その理由は2つ。

  1. 練習のペースを作ってくれる(今何をすればいいかわかる)
  2. 具体的なノウハウが書かれている
  3. メールに返信すると不明点を教えてくれる

このメールを活用すると、専任の講師がついているような感覚でレッスンを進められます。しかも、メールに返信する形で質問すると、ちゃんと回答が返ってきます。

  • メール、LINE、電話で不明点を質問できる
  • 質問の期限はなし(教材の範囲内なら半永久的)
  • 速ければその日のうちに返信が返ってくる

さすがに古川先生がすべて返信するわけでなく、スタッフさんが返信しているのですが、古川先生は届いたメールすべてに目を通しているそうです。

この教材であれば、まったくの初心者でも心配ありません。価格は税込32,780円ですが、挫折することなく確実に上達できるため、それ以上の価値があると感じました。

この教材をマスターしておけば基礎は確実に身につきますから「次に何を練習すればいいか」を自分で判断できるようになります。

そうなれば、あとは好きな曲を自由に練習すれば、弾いた分だけうまくなるはずです。

「ウクレレが難しい」と感じる理由と対処法

「ウクレレが難しい」と感じる理由は、ウクレレがとっつきやすい楽器であることが原因かもしれません。

ウクレレを練習していると「あれ、ここから難しくなるぞ」という壁を感じることがあります。

入口が簡単だっただけに、ちょっとしたハードルが、すごく高いハードルに思えている可能性も大。どうすれば壁を越えられるかを理解すれば、すぐにうまくなれるかもしれません。

独学を続けてもいいのか、教室や通信講座を受けるべきか? という点は「ウクレレを独学する方法と教材の選び方」という記事で解説しました。

初心者がつまづくポイントと対処法

「かえるのうた」や「ハッピーバースデー」なら弾けるのに、そこから先に進めない……という初心者の壁は「指導者がいない」というのが原因かもしれません。

たとえば楽譜を読むにしても、最低限、

  1. 音価(音の長さ)がわかっている
  2. 調号など楽譜の約束事がわかっている
  3. 反復記号(リピート記号)が理解できている

といった知識は必要です。

独学の壁を越えるなら、少し上の章で解説した古川忠義先生のウクレレDVD講座がベストチョイス。なぜなら、メールやLINEで不明点をどんどん質問できるからです。

アルペジオが弾けずにつまづく場合

ストローク(ストラム)で弾くコード伴奏に比べて、アルペジオ(分散和音)は少し難易度が上がります。

ただ、アルペジオでつまずく人は「最初から譜面通りに弾かないとダメ」と思っている傾向があります。

ゆるレレ
ゆるレレ
最初から完璧に弾くのはムリなので、得意なパターンを1つ作りましょう。

「アルペジオが弾けない!」という方は、まず1つだけ得意なパターンを身につけて、それは絶対弾けるようにします。

あえて1つおすすめパターンをあげるとすると、以下のような弾き方。

アルペジオの楽譜例

これだと、とりあえず何でも弾けます。

当面はこれで押し通しながら、やがて右手がなめらかに動くようになってきた時に他のパターンも練習してみましょう。

最初(だけ)は、多少TAB譜と違うのは気にしないほうが上達がはやいです。

ゆるレレ
ゆるレレ
慣れてきて指がスムーズに動くようになったら、譜面通りに弾いてみましょう。

ソロが弾けない理由と対処法

ソロが弾けない理由はざっくり2つ。

  1. 楽譜が読めない(約束事がわからない)
  2. 基礎練習が足りていない

もし①に該当するなら、基礎に戻ってスクールかDVD講座で基本を学んだ方が最終的にははやくゴールに到達できます。

意外と多いのは②の練習量不足。毎日30分でいいので継続して練習に取り組むと、だんだん弾けるようになってきます。

ゆるレレ
ゆるレレ
1日30分集中して練習を続けると、それなりに効果は体感できるはず。がんばりましょう!

ジャカソロが弾けない理由と対処法

「ジャカソロが弾けないんですよね……」といわれることはよくあります。

ジャカソロはコードを弾きながらメロディーも同時に弾く、ウクレレ独自の高度なテクニックですが、それだけに総合力が必要になります。

  1. コード弾きがしっかりできている?
  2. 左手は小指を含めてしっかり使えてる?
  3. 右手はストラム、親指ピッキング、4本指ピッキングのすべてができる?

といったあたりを確認してみて、総合的にレベルアップしないと「これが弾きたい!」というかっこいいジャカソロは難しいかもしれません。

とはいえ、ジャカソロにも簡単なものと難しいものがあります。

最初は以下の記事で紹介しているクレイジーG(楽譜ダウンロードあり)などを弾いてみてはどうでしょう?

参考ウクレレ初心者は「クレイジーG」で右手のストロークとリズムをマスターしよう

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