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【プロ監修】ウクレレ初心者におすすめの簡単な練習曲15選(PDF楽譜・コード譜付き)

この記事では「初心者でもかっこいい曲が弾きたい!」に応える15の練習曲を紹介します。すべてPDFのコード譜またはタブ譜付きで、参考動画もあります。

ウクレレを始めて1か月以内で弾ける曲も紹介しています。

この記事の構成

ウクレレ超ビギナー向けの練習曲5曲
ウクレレ歴1か月以上の人向け!J-POP8曲
ウクレレ歴1週間くらいから弾けるハワイアン2曲

ダウンロードできる楽譜はすべてPDFです。著作権の制限がないものはメロディーも含めた楽譜で、著作権の制限があるものはコード譜を掲載しています。

楽譜アレンジと監修はなみのおと音楽教室ののりこ先生に依頼しました。

簡単なコードだけで弾けるおすすめ曲!

ここでは、まず最初に練習したいおすすめ練習曲をピックアップしました。以下の順番で練習していきます。

  1. かんたんなスリーコードの曲で練習
  2. 「アメージング・グレース」でセーハに挑戦
  3. 少しコードの数が多い「聖者の行進」で初心者脱出

その途中で「ラ・バンバ」などカッコいい曲も練習しておきましょう!

この章の5曲は、ウクレレを始めて1週間から1か月くらいの人におすすめです。

このコーナーの曲が弾けるようになると、その後はどんどんレパートリーを増やしていけますよ。

弾いてみる前に30秒でスリーコードをおさらい!

スリーコードとは、その調(キー)の主要な3つの和音だけでつくられたコード進行。たとえばキーCなら、上のダイアグラムのC、F、Gの3つです。GのかわりにG7(ジーセブンス)を使うこともあります。

押さえ方もおさらいしておきましょう。

コードCの押さえ方

コードFの押さえ方

コードGの押さえ方

コードG7の押さえ方

より詳しいコードの押さえ方解説は、以下の記事を参照してください。

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「茶色の小瓶」でスリーコードの曲にチャレンジ

ここまでで覚えた、C、F、G7のスリーコードで「茶色の小瓶」のコード伴奏に挑戦してみましょう。

まず、以下のボタンで楽譜をダウンロードしてみてください。

「茶色の小瓶」楽譜ダウンロード

今回はC→Fとコードチェンジをするところが難しいかもしれませんが、何度か練習すればうまくいくはず。どうしても難しい場合は基礎練習の記事も参考にしてみてください。

最初からむりをして速いスピードで練習するより、ゆっくり練習した方が、最終的に確実にきれいな音が出せます。

この曲「茶色の小瓶」は元々は童謡でなく、居酒屋などで演奏される楽曲として作られたそうです。現在では小学5年生の音楽の教科書に出てきます。

「茶色の小瓶」のチェックポイント

この曲を初めて弾く時に考えておきたいポイントは2つあります。

  1. コード進行を確認しよう
  2. 右手のリズムを確認しよう

コード進行は |C |F |G7 |C |を4回繰り返します。この流れを押さえておけばOK! 全体を通してスムーズに弾けます。

もうひとつ注意したいのが、右手のリズム。「茶色の小瓶」は、以下のようなシャッフルのリズムを意識して弾きます。

はねるリズム=シャッフル

「茶色の小瓶」はジャズにアレンジして演奏されたり、さまざまなアーティストがカバーしています。つまり、元々ノリのいい曲なのです。

そこで「ジャンジャカ、ジャンジャカ」というシャッフルのリズムを意識してみてください。

「どうやったらスムーズに弾けるの!?」という方には、以下の記事もおすすめです。

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「ハッピー・バースデー」は簡単なのに役に立ちます

C、F、G7のスリーコードでもう1曲弾けてしまいます。しかも、超有名曲の「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」。友達や家族の誕生日に弾く機会があるので、ぜひ練習してみてください。

「ハッピーバースデー」楽譜ダウンロード

この曲はそれほど難しくないのですが、以下の2点がポイントです。

  1. アウフタクト
  2. 3拍子

アウフタクトというのは、小節の途中から曲が始まっていることを指します。楽譜の最初の小節、よく見たら音が足りていないですよね。

音が足りないのは「小節の途中から曲が始まっている」からですね。

伴奏については、「ハッピーバースデー~」の「ハッピ」まではウクレレを弾かず、「バースデー」の「バ」から弾き始めると、ちょうどいい感じになります。

また、3拍子の曲なので1小節に3拍。「ジャン・ジャン・ジャン」「ジャン・ジャン・ジャン」という感じで弾きます。

「アメージング・グレース」でセーハコードに挑戦

ここまではセーハコードなしで弾いてきましたが、ここでB♭を練習します。ウクレレでは、どうしてもB♭を避けられないので、がんばりどころです。

キーFはウクレレで弾きやすい調ですが、Fのスリーコード( |F | B♭ | C | )に、どうしてもB♭が出てきてしまいます。なので、ウクレレアレンジの楽譜では、B♭の登場頻度が高くなっています。

「アメージング・グレース」楽譜ダウンロード

なお、B♭などセーハコードの押さえ方は、以下の記事で解説しています。

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また「アメージング・グレース」では以下の5つのコードが出てきます。

「アメージング・グレース」に出てくるコード

B♭以外で押さえ方が難しいのはF7ですが、そこまで超難関ではありません。

F7を押さえるコツは、まずFのコードフォームを意識して、その次に薬指と小指で3弦3フレットと1弦3フレットを押さえること。最終的にはすべて同時に押さえたいですが、最初は「Fのフォームに薬指と小指を付け足す!」と考えると押さえやすいでしょう。

全体的に「コードがうまく押さえられない!」という場合は、以下の記事でおさらいしてみてください。

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3コードなのにかっこいい「ラ・バンバ」が弾ければ自慢できそう!

「茶色の小瓶」が弾けたところで、引き続きスリーコードの曲を練習してみましょう。ビルボード全米1位のヒット曲「ラ・バンバ」です。

ゆるレレ
ゆるレレ
のりこ先生(なみのおと音楽教室)に楽譜を作ってもらいました。

というわけで、まず楽譜をダウンロードします。

「ラ・バンバ」楽譜ダウンロード

「ラ・バンバ」はロックンロールの定番曲ですが、コードはC、F、Gの3つだけです。リズムも同じパターンを繰り返すシンプルな構成です。

「茶色の小瓶」が弾けた人なら難しくないので、ぜひ挑戦してみてください。

この曲はロックンロールっぽいノリが大事。

それと、最初の1小節は伴奏を弾いていません。

動画といっしょに練習してみる場合は、赤点線枠の部分(1小節目)は聴くだけで、2小節目の | C F G | から弾いてみてください。

1~2週間でここまで弾けるようになったら、次はもう少し難しいコード進行の曲にチャレンジしましょう。

「ラ・バンバ」は元々メキシコ民謡ですが、リッチー・バレンスが「ドナ」のB面に収録したことで全米チャート22位に。リッチーを描いた映画「ラ★バンバ」ではロス・ロボスがこの曲をカバーし、全米1位ヒットを飛ばしています。

6つの簡単コードで弾く「聖者の行進」(楽譜つき)

もう少し本格的な楽曲に挑戦するなら、6つのコードでかっこよく演奏できる「聖者の行進」がおすすめです。この曲はデキシーランド・ジャズのスタンダードナンバーで、ルイ・アームストロングの演奏が有名です。

この動画のように、現在も多くのジャズミュージシャンにカバーされています。楽譜をダウンロードして、演奏に挑戦してみましょう。

「聖者の行進」楽譜ダウンロード

今回登場する2つのコードは、どちらもやや難しめですが、特に「Dm7の押さえ方」はハードルが高いです。

Dm7のコードダイヤグラム

Dm7のコードダイヤグラム

Fmのコードダイヤグラム

Fmのコードダイヤグラム

Fmの押さえ方はこれしかないかなと思います。

Fm7の押さえ方
Fmの押さえ方

Dm7は2通り考えられます。どちらも試してみて、自分に合っているほうを選んでください。

Dm7小指を使わない

Dm7の押さえ方(小指を使わない)

Dm7小指を使う

Dm7の押さえ方(小指を使う)

小指を使わない押さえ方の場合、中指の第一関節から先部分で、3弦2フレットと4弦2フレットを同時に押さえます。

Dm7の押さえ方を別角度からみたところ
中指第一関節で3・4弦を押さえる

(↑)横から見るとこんな感じで押さえています。

ゆるレレ
ゆるレレ
単純に押さえるだけなら小指を使う押さえ方がラクそうですが、コードチェンジを考えると、小指を使わない方がおすすめです。

演奏サンプルは以下の動画で。

のりこ先生のアドバイス

後半は難しいコードがいくつか出てきますが、実はこのコード進行はよく使われるもの。せっかくなら、ここでがんばってマスターしておくと後々役に立ちます。

この記事が「難しい」場合は「無限にQ&Aできる」通信講座

不明点はLINEやメールで質問できるのもメリット

どうしてもうまく弾けない時は、誰かにコツを教わる必要があります。

その点、これまでのウクレレ通信講座ではあまり質問ができなかったのですが、古川先生のウクレレ講座は不明点を期間・回数無制限で質問できます。

  1. 質問回数や期間は無制限。受講期間を過ぎても受け付けてくれます。
  2. LINE、メール、電話などあらゆる方法で不明点を質問できます。

うまくいかない時「ここはどうやって弾けばいいの?」と質問できるのは、非常に大きな助けになります。

筆者も中学時代ウクレレに挫折しました。

しかし高校時代に軽音学部に入り、先輩たちにいろいろなことを尋ねて弾けるようになりました

それと同じく、先輩がいるかのようなウクレレ講座で、回数・期間無制限で不明点を質問できます。実際に受講してみると「わからない点をすべて質問し、応えてもらえる」という安心感は大きいと感じました。

カッコいいのに実は簡単!初心者向けのJ-POP人気曲

このコーナーでは、みんなが知っているカッコいい曲なのに「ウクレレで弾きやすい!」というものをピックアップしました。

THE HIGH-LOWS「日曜日よりの使者」

C、F、Gの3コードで弾けてしまう名曲「日曜日よりの使者」は、いろんな教則本でも練習曲として取り上げられています。

ストロークパターンも、ウクレレで弾きやすいシンプルな8ビートです。

「日曜日よりの使者」の楽譜ダウンロードと詳しい弾き方は、以下のページに掲載しています。

コード譜は以下から!

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AI「みんながみんな英雄(auコマーシャルソング)

三太郎が登場するauのテレビCMで流れる「みんながみんな英雄」。もともとはアメリカのフォークソング「藁の中の七面鳥」のメロディーで、コード3つで演奏できます。

みんながみんな英雄に出てくるコード
D7はどちらのフォームで弾いてもOK

ゆるレレ版のコード進行には、G、D7、Cの2つのコードしか出てきません。上の図にはセーハする本来のD7も掲載していますが、省略形のD7でも演奏できるため、ウクレレを始めて1週間くらいの方でも十分チャレンジできます。

コード譜は以下から!

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喜納昌吉&チャンプルーズ「花 ~すべての人の心に花を~」

スリーコードの曲が弾けたら、やさしい6つのコードで演奏できる「花 ~すべての人の心に花を~」がおすすめです。1980年代にヒットした喜納昌吉&チャンプルーズの楽曲で、世界中のアーティストにカバーされています。

「ゆるレレ(大人のウクレレ入門)」で配布しているコード譜は、以下の6つのコードだけで弾けます。

コードはかんたん!

花に出てくるコード一覧
出てくるコード一覧

セーハコードなしで弾けるので、ぜひ挑戦してみてください。

詳しい弾き方とPDFのコード譜ダウンロードは以下の記事から。

コード譜は以下から!

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加山雄三「旅人よ」

1960年代のヒット曲ですが、今聴いても断然かっこいい「旅人よ」。出てくるコードは6つだけで、B♭が出てくる以外に難関コードはありません。

詳しい弾き方とPDFのコード譜ダウンロードは以下の記事を開いてください。

コード譜は以下から!

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つじあやの「風になる」

つじあやのさんの代表曲「風になる」はもともとウクレレで弾き語りするための楽曲なので、弾きにくいコードは出てきません。

「風になる」で出てくるコードダイヤグラム一覧

Gsus4はあまりおなじみではないですが、押さえやすいコードなので安心してください。具体的な弾き方とPDFのコード譜は、以下の記事からダウンロードできます。

コード譜は以下から!

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スピッツ「空も飛べるはず」

スピッツといえば「チェリー」を練習する人が多いですが、「空も飛べるはず」は「チェリー」と同じくらいかっこよく、しかもちょっと弾きやすいおすすめ曲です。

「空も飛べるはず」に出てくるコードダイアグラム一覧

出てくるコードは8つで、意外とかんたんです。

「チェリー」と違って8ビートなのも弾きやすさの秘密。

詳しいストロークパターンや、コードの解説、PDFコード譜のダウンロードは以下のページから。

コード譜は以下から!

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加山雄三「君といつまでも」

加山雄三の名曲「君といつまでも」は、シンプルなのにかっこいいコード進行で、練習曲におすすめです。

画像の通り、出てくるコードは7種類ですが、B7などのセーハコードは避けられません。この際、セーハの練習として取り組んでみてはどうでしょう?

また、上記のコードダイヤグラム一覧にE7が2種類出てきますが、どちらで弾いてもOKです。ただ、セーハコードの方が弾きやすいと思います。

詳しいストロークパターンや、コードの解説、PDFコード譜のダウンロードは以下のページから。

コード譜は以下から!

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坂本九「上を向いて歩こう」

永六輔作詞、中村八大作曲、そして坂本九が歌った「上を向いて歩こう」も、ウクレレの素朴な伴奏が似合う名曲。海外では「Sukiyaki」の楽曲名でヒットしました。

出てくるコードの数は10個で、見慣れないものがあるかもしれませんが、BbとBbm以外に難しいコードはありません。テンポもゆったりしているので、全体的に伴奏しやすい楽曲です。

PDFコード譜ダウンロードや、楽譜の読み方、ストロークパタン解説は以下のページからお願いします。

コード譜は以下から!

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ウクレレ初心者でも弾けるハワイアンの定番曲

ウクレレを弾くならハワイアンも少しは弾いてみたいですよね。実はハワイアンには弾きやすい曲が多く、ぜひ練習してみたいジャンルです。

ここでは、超有名なハワイアンの楽曲を2つ紹介します。

「ハワイアン」なら最初に弾きたい2曲です。

ウクレレ弾くならはずせない「アロハ・オエ」

19世紀末、ハワイのリリウオカラニ女王が作ったといわれる定番曲「アロハ・オエ」。美しいメロディーと歌詞から、ハワイ文化を代表する楽曲ともいわれます。

アロハ・オエに出てくるコード一覧
アロハ・オエに出てくるコード一覧

出てくるコードは5種類。テンポもゆったりしているので、ウクレレ初心者でも弾けます。

コード譜は以下から!

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ハワイの人々が大切にする曲「ハワイ・アロハ」

ハワイ州の州歌で、公式行事でも歌われる「ハワイ・アロハ」は、ハワイの人々に愛され、歌い継がれている楽曲です。

ハワイ・アロハに出てくるコード一覧
ハワイ・アロハに出てくるコード一覧

出てくるコードは4つと弾きやすい曲ですが、しみじみ聴き入ってしまう名曲。弾けるとかっこいいですよ。

PDF楽譜のダウンロードや詳しい解説は、以下の記事で掲載しています。

コード譜は以下から!

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まとめ「この記事をマスターしたら次に弾きたい曲」

この記事で紹介した11曲をマスターしたら、かなり自由自在にウクレレが弾けるようになっているはず! 次は好きな楽譜を見つけて、自由自在に演奏してみてください。

おすすめの楽譜サイトを紹介します。

どんどん弾き語りを練習したい場合の情報源

ウクレレの弾き語りは、歌詞とコードだけの簡単な譜面があれば弾けます。そんなコード譜を配布するサイトがいくつかあります。

機能面ではU-FRETがおすすめですが、普通に閲覧すると広告が大量に表示されて見にくいので、U-FRETアプリを使ってみてください。

アプリをインストールしたくない場合は、J-Totalmusicか楽器.meがおすすめです。

また「ゆるれれ(大人のウクレレ入門)」の「コードと楽譜」カテゴリーには、動画解説とPDFのコード譜ダウンロードがあり、わかりやすいと思います。

ウクレレソロに挑戦したい場合の情報源

ウクレレでの弾き語りをマスターして、ソロを弾いてみたいと思った時は以下の記事が参考になります。

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また、できるだけたくさんウクレレソロの楽譜を探したい場合は、以下の記事をおすすめします。数千曲ぶんのウクレレソロ譜がダウンロードできます。

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「まったくの初心者がいきなりソロを弾く」というコンセプトのウクレレDVD講座もあります。ラダー譜という独特の譜面を使った、津村泰彦さんの講座です。

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アレンジ・採譜

なみのおと音楽教室。のりこ先生に、この記事の練習用の楽譜を作ってもらいました。

ピアノの先生向けのアレンジ講座も好評開催中です。

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