この記事で紹介しているアプリやソフトを使うと、次の4つが実現できます。
- ほとんどのJ-POP曲のコード譜が手に入ります。
- スマホで聴いている曲のコードを一発表示できます。
- わからないコードはいつでも調べられます。
- 思いたったらウクレレのチューニングができます。
つまり「ウクレレでほぼ何でも弾ける」ようになります。
ぜひインストールしてほしい4つの無料アプリYAMAHAコードトラッカー(iPhone、Android) | スマホ内の曲のコード譜を自動作成 |
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ChordPad(Windowsパソコン) | ほとんどのJ-POP人気曲のコード譜を作成可能 |
KeyTuner(iPhone) | 無料で広告も出ないチューニングアプリ |
U-Chord(iPhone、Android) | 無料でウクレレのコードフォームがわかる |
筆者も愛用するアプリばかりです。
ウクレレの楽譜アプリ&ソフトはおすすめ多数
無料でコード弾き語りができる楽譜を作れるアプリ(ソフト)3種は、いずれも自信を持っておすすめできます。
おすすめ楽譜アプリスマホ内の楽曲をコード譜にしたい | コードトラッカー |
J-POPの様々な楽譜を表示して弾き語りしたい | U-FRET |
J-POPのコード譜をサクッと印刷したい | ChordPad |
まずはこの3つをインストールしてみてください。自分で楽曲のタブ譜を作りたい場合は無料ソフトのTuxGuitarが便利です。
どんな曲のコード譜も作成!YAMAHAコードトラッカー(iPhone、Android)
ダウンロードリンク:iPhoneアプリストア、Androidアプリストア
アプリ開発元:ヤマハ株式会社
おすすめ度:★★★
いつもスマホで聴いている楽曲のコード譜を、一発表示してくれる神アプリです。これはぜひインストールすることをおすすめします。
たとえばiPhoneのMusicアプリで好きな曲を聴いていて「これ弾きたい」と思ったら、コードトラッカーで伴奏用の譜面にできます。
お気に入りの曲を確実にコード譜化してくれるおすすめアプリです。
使い方は簡単です。
インストール後、ホーム画面で「ミュージック」をタップすると、スマホ内にある楽曲を一覧表示してくれます。その中からコード譜にしたい楽曲を選びます。
楽曲を選ぶと、10秒くらいでコード譜が表示されます。ここではDanny Boyを読み込んでいます。上の図のようにコード譜化され、コレを見ながら演奏することができます。
また、ここで三角の再生ボタンをタップすると、楽曲が演奏され、それにあわせてコード譜が表示されていきます。好きな曲にあわせてウクレレで弾き語りすることができるので、飽きずに練習を続けられます。
コードトラッカーのダウンロードは以下のリンクから。
コードトラッカー|Appleのアプリストア
コードトラッカー|Googleのアプリストア
無料で人気曲のコード譜を作成できるChordPad(Windows PC)
ダウンロードリンク:Vectorでダウンロード
ソフト開発元:karakuri.web
おすすめ度:★★★
これもおすすめのソフトです。Windwosパソコンを持っている人はぜひインストールしてください。元々はピアノのためのソフトですがウクレレでも利用でき、ほとんどのJ-POP人気曲を「歌詞+コードネーム」のコード譜にしてくれる便利なソフトです。
「J-Total Music」と「楽器.me」という、超有名コード譜サイトから歌詞とコードネームを抜き出して譜面化するという手法をとっているので、ほぼすべてのJ-POP楽曲を弾き語りできてしまいます。
しかも歌いにくい場合はキーを変更する機能まで備えています。
弾き語り中心にウクレレを弾き、なおかつWindowsパソコンを持っている人なら、もう「絶対入れておくべき」というくらいのおすすめソフトです。
作成したコード譜は紙にプリントすることもできますし、上の写真のようにスマホやタブレットに転送して表示することもできます。
ChordPadは以下のリンクからダウンロードできます。
コードパッド|Vector
コードの押さえ方は後で紹介するアプリを利用するか、以下のページでダウンロードできる無料のコードブックを使ってください。
ウクレレのコードブック(A6ポケット版)ダウンロードと簡単な作り方|関連記事
ChordPadの使い方
インストールして起動したら、まず一番上のメニューから「リンク」を選び、「J-Total Music」または「楽器.me」を選びます(「楽器.me」がおすすめ)。
ここでは、2022年末の紅白歌合戦で現役を引退した加山雄三の「お嫁においで」を検索しました。画面が表示されたら、ダウンロードボタンを押します。
ボタンの場所がわかりにくいのですが、上の図の下向き矢印マークです。なんと、このボタンを押すだけでコード譜が完成しています。
あとはファイルメニューから「お嫁においで(加山雄三)を保存」を選べば完了です。リッチテキストフォーマット(rtf)で保存されるので、できたコード譜はMacやAndroid、iPhoneでも利用できます。
著作権法上、私的利用に限って複製が認められます。第三者に楽譜を配布するなどはNGでしょう。
J-POP弾き語りアプリならU-FRET(iPhone、Android)
ダウンロードリンク:iPhoneアプリストア、Androidアプリストア
アプリ開発元:株式会社GLNET
おすすめ度:★★★
ウクレレにも対応したコード譜サイト「U-FRET」のアプリ版。ウェブ版よりも広告表示が控えめで使いやすいので、スマホでJ-POP弾き語りをするなら「U-FRET」アプリ版をおすすめします。
愛用のウクレレがカラオケマシンになる…!? という感じのアプリです。
U-FRETならほとんどの人気楽曲のコード譜を表示できるので、歌詞+コードを見ながら弾き語りすることができます。また、ウクレレに対応しており、アプリ上でウクレレのコードダイヤグラムを表示できます。
U-FRET|Appleのアプリストア
U-FRET|Googleのアプリストア
アプリの使い方は次の通りです。
U-FRETアプリの使い方
アプリを開いた画面の下の方にアイコンメニューがあるので「検索」をタップします。
検索窓に弾きたい曲の名前を入れて「改行」をタップすると、該当する曲の名前が一覧で表示されるので、その中から目的の曲を選びます。「通常コード譜」と「初心者向け簡単Ver.」がある場合は、どちらかを選んでください。
通常コード譜のほうをおすすめします。
最初に曲を検索した時はギターのコードダイヤグラムを表示するモードになっているので、歌詞画面右上の歯車をクリックして、ウクレレに設定変更してください。
後は画面を見ながら演奏するだけです!
無料でもきれいなタブ譜を作れるTuxGuitar(パソコン用)
ダウンロードリンク:http://www.tuxguitar.com.ar/
ソフト開発元:オープンソース
おすすめ度:★★
無料のタブ作成ソフトで、ギターだけでなくウクレレにも対応可能です。WindowsだけでなくMacでも使用でき、日本語にも対応しています。
TuxGuitarのメリットは2つあります。
- 楽譜をきれいに清書して印刷する
- 楽譜のわからないところを打ち込んで演奏させる
「この楽譜、どう弾いたらいいんだろう?」と思ったら、とりあえずTuxGuitarに入力すると、楽譜通りに演奏してくれます。それを参考にすれば、どんな楽譜も弾き方がわかります。
以下のリンクを開き、ページ上部のメニューから「Download」を選び、ご自分の環境に合ったファイルをダウンロードしてください。
TuxGuitar|公式サイト
ダウンロードが完了したら通常のインストーラーと同様にダブルクリックで起動し、画面表示に従ってインストールしてください。
タブ譜をパソコンできれいに作成するHIA1(Windows用)
ダウンロードリンク:http://www.reali.co.jp/hia_ja.html
ソフト開発元:株式会社レアリ
おすすめ度:★★おすすめ度:★★
「大人のウクレレ入門」でも使用している、コード譜作成&移調ツール。2012年作成の古いソフトですが、Windows11でも普通に使えています。
使い方は若干クセがあるので、ソフトのダウンロードページにある「説明書を読む」をクリックして読んでみてください。
「めんどうだから手書きしよう」と思った方には、「大人のウクレレ入門」で無料配布しているコード譜用紙をおすすめします。
ウクレレ用白紙の楽譜ダウンロード|関連記事
HIA1のダウンロードは以下から。
HIA1ダウンロードページ|株式会社レアリ
ウクレレ タブ&コード(iPhone、Android)
ダウンロードリンク:Androidアプリストア
ソフト開発元:UkuleleWave
おすすめ度:★
J-POPなら「U-FRET」がおすすめですが、洋楽ならこのアプリが使えます。ただし、一般素人が投稿したタブ譜(といいつつ大半は歌詞+コードの簡単なコード譜)なので、多少微妙なものも混じっています。
洋楽の弾き語りをしたい人にはかなりおすすめできます。しかし、特に洋楽を弾き語りしない場合はインストールする必要はありません。
ウクレレ タブ&コード|Googleのアプリストア
無料でちょっとだけ使えるガズレシピ(iPhone、Android)
ダウンロードリンク:iPhoneアプリストア、Androidアプリストア
ソフト開発元:株式会社C-UNIT SQUARE
おすすめ度:★
ガズレレさんの本をスマホ上で閲覧できるアプリ。ただし、無料ではごくわずかなコンテンツしか見ることができず、あまり役に立ちません。有料でもいいからスマホで見たい人用です。
よほどスマホで見たい人以外は、ガズさんの本を買った方が使い勝手がいいですね。
ウクレレ練習アプリにはあまりいいものなし
ウクレレの練習アプリには日本国内向けのものがなく、ほぼ英語でのレッスンになります。しかも細かい点がわからない、大雑把な解説が多く、あまり期待はできません。
ウクレレの練習には、無料ならYouTube、予算を取れるようなら解説映像がわかりやすい通信講座をおすすめします。
とはいえ念のため、代表的なウクレレ練習アプリを紹介したいと思います。
Kala Ukulele Tuner & Learn Uke(iPhone、Android)
世界的シェアを誇るウクレレメーカーKALAの名前を冠したアプリなだけに、製造元のMusopiaが作る他のアプリよりはいいと思います。でも英語で、なおかつ内容も「YouTube見た方がいいのでは?」という感じのざっくり解説。見所はごくわずかです。
マンディー・ハーベイのレッスンだけは見る価値あり
聴力の大半を失ってから歌手としてメジャーデビューしたマンディーが、自身の曲の伴奏方法を解説するというコーナーがありますが、ここはかなり見応えがあります。「Try」「This Time」「Release Me」などの楽曲をウクレレ1本で弾き語るレッスンですが、アルバムバージョンの「Release Me」より染みる演奏に感動できます。
とりあえずここで「ウクレレすごい」と感じたことが印象に残っています。
それ以外はどちらかというと、あまり役に立ちません。
Musopiaというアプリ開発会社は「Ukulele Tuner and Learn Ukeoke」というアプリも作っていますが、そちらはダウンロードしないほうがいいでしょう。アプリの中でYouTubeを再生するというものなので、最初からYouTubeを利用した方が快適です。
Fender Guitar Tuner(iPhone、Android)
世界のFenderが作っているアプリですが、ウクレレにはあまり役に立ちません。一応ウクレレのTipsもありますが、かなり内容が薄めです。ほぼギター用のアプリなので、ギターの練習には使えるかもしれません。
チューナーとしては十分使えますし、リズムマシンは練習のお供になってくれます。その点では役に立つのですが、どちらかというとEnyaのアプリのほうがよくできています。
Enyaのアプリについては以下の記事で触れています。
ウクレレの「無料チューニングアプリ」100本をテスト|関連記事
Rstream Labsの「ウクレレを学ぶ(Learn Ukulele)」というアプリはインストールしない方がいいでしょう。かなり巧妙に6か月3,190円のサブスクリプションに登録させようとします。グレーな手法で誤タップを誘うやりかたですし、内容もそれほど価値があるとは思えません。
ウクレレを独学するなら通信講座もおすすめ
ウクレレの練習アプリを実際に使ってみると、どれも「うーん…」という感じです。とりあえず使ってみて楽しむだけならいいのですが、本当に上達しようと思うと無理があります。とくに日本語対応のいいアプリは見当たらず、基礎を身につけるのには向いていません。
そこで、しっかりと上達したい人にはウクレレの通信講座をおすすめします。
ウクレレ上達のための条件- しっかりとわかりやすいテキスト
- 文字情報より動画がとにかく重要
- わからない点はすべて質問し解決できること
特に②と③がそろっていれば、あとは自分のやる気だけで上達できます。
いいウクレレ通信講座があれば、必要なのは自分の「やる気」だけです。
1つおすすめをあげるなら古川先生のDVD講座
楽器経験がない初心者向けでベストな講座をあげるとしたら、古川忠義先生のDVD講座。10以上のウクレレ教室で教える古川先生のノウハウを、プロの映像編集でわかりやすく伝えているため、細かい部分のわかりやすさは抜群です。
DVDだけでなく、スマホやタブレットでも視聴できます。
また、実際に受講してみてわかったのですが「質問に対するサポート体制がバツグン」というのも特長です。LINE、メール、電話などあらゆる方法で不明点を質問でき、回数も期間も無制限という手厚いシステムなので、疑問を後に残すことがありません。
わかりやすい教材+質問し放題システム!
うまくなる条件がそろっているので「ここの弾き方がわからない」という疑問点を残すことがないと感じました。
古川先生の初心者向けウクレレ講座|公式サイト
楽器経験がない場合は、古川先生のDVD講座がベストでしょう。
その他のウクレレ通信講座のレビューは以下の記事で確認できます。
ウクレレの通信講座を6つレビュー|関連記事
ウクレレの無料チューニングアプリ100個をテストした結論!
ウクレレのチューニングアプリとしてはGuitarTunaやn-Track Tunerを進める人が多いのですが、実際に徹底テストしてみると全く違う答がでました。
iPhoneとAndroidのアプリ100以上をテストしてみてわかったのですが、本当にいいアプリはストア画面のずっと下の方にあります。無料で広告も出ない優良アプリはアップルやGoogleにお金を落とさないので、リストの下の方に掲載されているようです。
ここでは、なみのおと音楽教室でテストしたアプリの中のベスト1を紹介しておきます。
iPhoneのおすすめチューニングアプリ「KeyTune」
iPhoneでは、広告表示がなく非常に使いやすいKeyTuneを1番に推します。チューニングが「合った」という感覚がつかみやすく、誰でも簡単にチューニングできます。
また、合わせたい音を鳴らす機能もあるので、弦を張り替える時に心強いのも評価が高かった点です。
Androidのおすすめチューニングアプリ「UniversalTuner」
AndroidではバツグンにチューニングがしやすいUniversalTunerをベスト1に推しました。±3~5セントくらいの誤差で「インチューン」と判定してくれるさじ加減は、ウクレレにベストマッチ。もしかしたらiPhoneのKeyTuneより合わせやすい、本当のベスト1かもしれません。
G、C、E、Aの音を鳴らす機能もあり、Androidならこれ1本入れておけば万全です。
ウクレレのコードを見るならU-Chordがおすすめ
ウクレレのコードブックアプリはいくつかありますが、試してみてベストだと思うのはU-Chordです。
- 掲載するコード数が多い
- コードを探しやすい
この2点が特長で、無料でも使えます。広告も控えめですし、有料課金しても300円と格安。全体的に好印象のアプリです。
筆者はGoogleのクーポンが出たタイミングで200円にて購入しました。
もちろん、無料のままでも問題ないと思います。
U-Chord|Appleのアプリストア
U-Chord|Googleのアプリストア
紙に印刷してみた方が便利! という方は、以下の記事からコードチャートをダウンロードできます。
まとめ
ここまで見てきたように、ウクレレの練習アプリにはいいものは見当たりませんが、楽譜系とチューナーには、ばっちりおすすめできる良アプリがあります。
いつもスマホで聴いている大好きな曲を弾き語りしたい人は、ヤマハのコードトラッカーを入れておいてください。
コードトラッカー|Appleのアプリストア
コードトラッカー|Googleのアプリストア
それ以外にもJ-POPを中心に弾き語りをしたい人は、U-FRETのアプリ版がおすすめです。
U-FRET|Appleのアプリストア
U-FRET|Googleのアプリストア
チューナーアプリはiPhoneならKeyTuneがベスト。AndroidならUniversalTunerをインストールしてください。無料かつ広告なしで非常に使いやすいアプリです。
練習アプリの代わりになるものをあげるとしたら、YouTube動画か、もしくはウクレレ通信講座をおすすめします。通信講座は有料にはなりますが、その分非常にわかりやすい映像が魅力です。「YouTubeではわかりにくい」と感じる人に、とくにおすすめします。
以下の記事で、ウクレレの通信講座をレビューしています。