カラオケで、ちょっと低すぎて歌いにくい時に「キーを上げて!」と普通に言いますが、実はウクレレでもできます。
キーを変えることを移調といいます。そして、その移調を簡単にするグッズが移調円盤(キーチェンジャー)です。この記事内でダウンロードできるので、ぜひ試してみてください。
参考少ないコードでたくさんの曲を弾くコツは、以下の記事にまとめています。
キーとコードの基礎知識
「どうしても見たくない!」という楽譜アレルギーの方はこの章を飛ばしてください>【次の章へジャンプ】。飛ばしても何とかなるはず……。
日本とアメリカの音の呼び方を比較すると、下の表のようになります。
日本 | ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ | ド |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
米国 | C | D | E | F | G | A | B | C |
コード名のCとかFは、アメリカでの音の名前に由来していることが、なんとなく想像できますね。
コードは和音のこと
そもそも「コードって何?」という話ですが、コードは音楽の授業で習った「和音」です。
ちょっと上で「Cはドだ」とわかりました。
Cのコード(和音)はドの上に音が2つ重なった和音です。上の楽譜を見るとドの上にミとソがあるので「Cはドとミとソで構成されている」とわかります。
キーは調のこと
では「キーとは何?」という話になると、音楽の授業で習ったハ長調とかヘ長調、イ短調などの「調(調子)」のことです。
日本 | ハ長調 | ヘ長調 | イ短調 |
---|---|---|---|
米国 | Cメジャー | Fメジャー | Aマイナー |
なんとなくつながってきましたね。
ハ長調をヘ長調にするなら、CのコードをFに変えればよいわけです。
移調(キー変更)の仕方を簡単にまとめると?
ここまでの知識を総動員すると、「歌いにくいからキーを上げたい」という時にすべきことがわかります。
たとえば「Cのキーでは低すぎるからFにしたい(ハ長調→ヘ長調)」という場合。Cのコードは、Fのコードに置きかえればいいわけです。
では、Gは何のコードにすればよいでしょう?
それを簡単に調べることができるのが「移調円盤(キーチェンジャー)」です。
外側に元の調(C)、内側の円盤が移調したい調(F)という風に合わせてあげれば、あとは外側のアルファベットを見て、内側に何と書いてあるかを読むだけです。
G→C
F→A#
こんな風に表示を読み取っていくだけで、移調する(キーを変更する)ことができます。
移調円盤(コード変換表)をダウンロード
移調円盤は、以下のボタンからダウンロードしてください。
「移調ツール」ダウンロード移調円盤(コード変換表)の作り方
移調円盤を作るのに必要なものは以下の5点です。
必要なもの
- プリンター
- A4用紙1枚(厚手の紙がおすすめ)
- はさみ
- キリ
- 割りピン
PDFファイルをダウンロードして印刷し、ふたつの円を切り抜いて重ねます。中央にキリなどで穴をあけて、割りピンで止めて完成!
割りピンは100円ショップで手に入ります。厚手の用紙といっしょに購入しておくのがおすすめです。
カンタンに作れてどんな曲のキーも変えることができるので、かなり使えるアイテムです。ぜひご活用ください。
その他のダウンロード(無料のポケットコードブック)
「大人のウクレレ入門」では、その他にも役に立つツールがダウンロードできます。
おすすめは両面印刷してホチキスで止める「A6サイズのポケットコードブック」です。