萬みきおの「契り」は、いかにも演歌らしいメロディーと、サンドウィッチマンらしい歌詞のギャップが楽しい一曲です。
萬みきおは、サンドウィッチマンの伊達みきおさんが演じる演歌歌手。「契り」は、もともとコントの中で歌われた楽曲ですが、最近は吹奏楽アレンジも登場し、人気上昇中です。
今回のウクレレ演奏では、Am、Dm、G、C、E7の5コードを使用しますが、セーハコードがないのがメリット。初心者の方でも比較的とっつきやすく、練習しやすい楽曲となっています。
ポイントは「3連系のスローロック」で、ここが演歌っぽさをだすストロークのコツといえるでしょう。まずは無料コード譜を開いて、動画と一緒に弾いてみてください。
動画と無料コード譜で「契り」を弾いてみよう
前半はアルペジオ。
後半からストロークへ切り替えています。
アルペジオとは、コードの音を一度に鳴らさず、弦を1本ずつ順番に弾く奏法です。
「契り」のようなテンポのゆっくりした演歌とは、かなり相性がよい弾き方です。
後半ではストロークに切り替えて、少し音量と勢いを出しています。
ただし、最初から最後までアルペジオでもOK。逆に、最初からストロークだけで弾いても構いません。
ウクレレなので自由に演奏し、1曲通して弾けるようにするほうが大切です。
慣れてから、
「前半は静かに」
「後半は少し盛り上げる」
という弾き分けに挑戦してみましょう。
まずは5つのコードだけで通してみよう
この曲で使うコードは、Am、Dm、G、C、E7の5種類だけです。
しかも、ウクレレで難関になりやすいBbのようなセーハコードは出てきません。
最初はリズムまで完璧にしようとせず、コードが変わる位置だけを確認してください。後半まで何度も同じような進行が登場繰り返すため、一度流れを覚えてしまえば、かなり弾きやすくなります。
「契り」の無料コード譜

ゆるレレでは、「契り」の練習用コード譜をPDFで用意しています。
譜面はCメジャー/4分の4拍子表記。
Amを中心に、Dm、G、C、E7で進んでいくシンプルな構成です。
なお、無料PDFには歌詞を掲載していません(著作権に配慮して歌詞とメロディは入れていません)。
歌詞は正規に提供されている音源や楽譜などで確認しながら練習してください。
コード譜メーカーで自分専用のコード譜を作れます
ゆるレレの「コード譜メーカー」を使うと、今回のコード進行を自分用に編集できます。
コード譜メーカーを開く(完全無料で利用できます)
使い方は簡単です。
- 下のテキストをコピー
- コード譜メーカーに貼り付け
- 必要な場所に自分で歌詞などを書き込む
- 自分専用の練習用コード譜として使う
これだけでOK。印刷する場合はPDFで出力してください。
「契り」コード譜メーカー用テキスト
TITLE: 契り
KEY: Cメジャー
TIME: 4/4
(3) |Am |Dm |E7 |Am ||
Am |Dm |G |C:2 E7:2 |
Am |Dm |E7 |Am ||
Am |Dm |G |C:2 E7:2 |
Am |Dm |E7 |Am |
Am |Dm |G |C:2 E7:2 |
Am |Dm |E7 |Am |Dm |
E7 |Am ||||
歌詞入りの無料コード譜を配布すると著作権に抵触してしまいますが、必要な人が自分の練習用として書き込んで使う場合は私的利用が認められます。
「契り」に出てくるコード

使用するのは次の5つだけです。
Am / Dm / G / C / E7
どれもウクレレでは比較的よく使うコードです。
この曲では、難しいコードを押さえることよりも、
「次のコードへ止まらず移動する」
こいうとことを意識して練習してみてください。
C→E7の素早いコードチェンジ
コード譜を見ると、同じ小節内でC→E7と進行しているところがあります。ここがいちばん、コードチェンジが忙しくなるところです。ただ、コード進行的には聞かせどころでもあるので、頑張って練習してみてください。
CからE7へは、ベースが3度上がり、哀愁を帯びた盛り上がり感が出るところ。なので、E7をセーはコードで弾くのもおすすめです。

動画では、ハイコードのE7を弾いています。
上のコード一覧ではかんたんなオープンコードを紹介していますが、そちらで弾いても問題ありません。
「契り」がうまく弾けない場合は
「契り」はコードだけを見ると、それほど難しい曲ではありません。
しかし実際に弾いてみると、
コードチェンジをしながら3連系のリズムを保つ。
あるいは、
アルペジオを続けながら次のコードへ移動する。
この2つを同時に行うところで難しいと感じてしまいがち。
特に、「コードだけなら押さえられるのに、曲になるとうまくいかない」という場合は、左手ではなく右手の動きがまだスムーズにできていない可能性があります。
そこで、この曲だけを何度も最初から繰り返すより、
コードチェンジ
↓
ストローク
↓
アルペジオ
↓
曲に合わせる
という順番で分けて練習したほうが上達する場合もあります。
古川先生のウクレレ講座では、コードの押さえ方やコードチェンジ、ストロークなどを基礎から順番に練習できます。
独学で、
「右手がどのタイミングで動くのか分からない」
「コードを変えるたびに演奏が止まる」
という人は、基礎部分を一度整理してから「契り」に戻ってみるのも方法のひとつです。
まとめ|萬みきお「契り」をウクレレで楽しもう
「契り」は、
Am、Dm、G、C、E7。
わずか5つのコードで演奏できます。
セーハコードもなく、テンポも速くありません。
最初はかんたんなストロークからはじめてもかまいません。コード進行を覚えたら、アルペジオや3連系のストロークに挑戦してみてください。
それだけでも、かなり「契り」らしくなってきます。
そして、この曲には少し変わった誕生の経緯があります。
「契り」は一般的な演歌歌手のシングルとして生まれた曲ではありません。
作曲した大友ジュンさんによると、「サンドウィッチマンライブツアー2016」のコント用に制作された楽曲です。
伊達みきおさんが演じる演歌歌手「萬みきお」が歌う曲として作られました。
その後、2019年5月にはグレープカンパニー公式YouTubeで「契り(デモバージョン)」も公開されています。
さらにJOYSOUNDでは本人映像付きでカラオケ配信。
作詞は萬みきお、作曲は大友ジュンとクレジットされています。
そして2026年には、竹内まりやさんが「億まりや」を名乗って「契り」をカバー。『サンドウィッチマン ザ・ラジオショー サタデー』で披露し、録音したCD-Rを伊達さん本人へ渡したことも報じられました。
コントから生まれた曲が、10年後にもこうして演奏され続けている……というのも「契り」の面白いところです。
今回この曲を取り上げたのは、もうひとつ理由があります。
萬みきおこと伊達みきおさんは、2026年8月に脳梗塞と診断され、現在は活動を休止しています。所属事務所は8月28日時点で、入院治療を受けながらリハビリに取り組んでいると発表しました。10月1日時点でも「休養中」と報じられています。
そこで今回は、伊達さんの復帰を待ちながら、応援の気持ちも込めて「契り」をウクレレで演奏しました。
また元気な姿で、萬みきおの歌を聴ける日を楽しみにしています。
オリジナルの「契り」も見てみよう
「契り」は、通常の歌手の市販シングルとは少し事情が違います。
確認できた公式音源としては、グレープカンパニー公式YouTubeで2019年に公開されたデモバージョンがあります。
また、「契り」が登場したコント「演歌の男」は「サンドウィッチマン ライブツアー2016」に収録されています。作曲者の大友ジュンさんも、このライブツアー用に制作した曲であることを説明しています。
コントも含めて原曲の雰囲気を確認したい人は、DVDで見てみるのもよいでしょう。
フルコーラスで弾きたい人へ
無料コード譜は、コード進行を確認しながら練習するためのシンプルな譜面です。
メロディーも確認しながら、よりきちんと「契り」を演奏したい人向けに、Cメロ譜も制作しています。
今回の添付データでは、メロディーとコード、イントロ、曲の終止部分までを収録しています。
現在はPiascoreへの申請前です。
販売が始まり次第、こちらから案内します。
【Coming soon...】
Piascore版の「契り」フルコーラス楽譜は現在準備中です。公開までしばらくお待ちください。