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ウクレレで弾く「カントリーロード」(無料PDFコード譜&参考動画)

この記事では、「カントリーロード」のPDFコード譜をダウンロード(無料)して、動画を参考に弾き語ってみます。

この記事のポイント

まずは、以下のボタンからコード譜をダウンロードしてください。

「カントリーロード」コード譜ダウンロード

出てくるコードは、A、F#m、E、D、G、E7の6つだけで、リズムもシンプル。ウクレレをはじめて1か月くらいの人でも挑戦できるかんたんな楽曲です。

かんたんなのにかっこいい! というのが特徴です。

うまく弾けない場合は?

ウクレレをはじめて1か月くらい、というのは一般的なウクレレ通信講座の進み具合を基準としています。気になる方は、ウクレレ通信講座をすべて紹介した別記事「ウクレレの通信講座を7つレビュー !実際に受講したコメント付き」も読んでみてください。

キーEで「カントリーロード」をワンコーラス練習

ジョン・デンバーが歌った「カントリーロード(Take Me Home, Country Roads)」のキーはE♭。ウクレレではちょっと弾きづらいので、キーAで演奏しています。

出てくるコードは以下の6つです。けっこう弾きやすいコードが多いですが、コード進行の都合上セーハは避けられません(避けられなくないですが、かえって難しいです)。

カントリーロードに出てくるコード
カントリーロードに出てくるコード

後で説明しますが、E7についてはハイコードとオープンコード、2種類のフォームを使い分けています。

ジブリ作品『耳をすませば』で使用された本名陽子さんのアレンジは、キーFです。このキーFもウクレレで弾きやすくおすすめです。

ハイコード(セーハコード)のEを使っているところ

ウクレレは自由な楽器なので、押さえやすいフォームでOK! と思いますが、個人的にはEはほとんどハイコードで押さえています。

その理由は「そっちのほうがはやいから」なのですが、コード進行とともに見てみてください。

EからDへコードチェンジ
EからDへコードチェンジ

「カントリーロード」では、 |E |E |D |D | と進行する部分がありますが、 |E |D | のコードチェンジは、ハイコードのほうが有利です。

上の図のように、Eの形のまま2フレットずらすとDになります。

4フレットから2フレットにずらすだけですね。

一方、オープンコードで弾くと以下の図のようなコードフォームになります。

オープンコードのEとD
オープンコードのEとD

これだとけっこう押さえにくい(コードチェンジしにくい)ですし、 |E |D | と下がっていく感じが出ないのが残念です。

もう1か所、 |E |E |E7 |E7 | というコード進行の部分も、すべてハイコードで弾くのがおすすめです。

ハイコードのEとE7
ハイコードのEとE7

同じポジションで弾けるのでラクですし、ルートEに対するセブンスの音(レの音)が一番高い音になっているので、EからE7に進行した感じがちゃんと出ます。

オープンコードのE7を使っているところ

AからE7に進行するところでは、オープンコードのE7を使いました。本当はハイコードのE7のほうがE7っぽくきこえると思うのですが、ポジションチェンジが大きくなるのでオープンコードで弾いています。

つまり、めんどくさかったという……。

どうしてハイコード(4フレットセーハ)のEやE7のほうが、ちゃんとそのコードらしくきこえるのかというと、ルートのE(ミ)の音が、構成音の中で一番低い音になっているからだと思われます。

ストロークパターンは1種類のみ

「カントリーロード」のストロークパターン

今回、ストロークパターンは最後の1小節をのぞき、すべて同じです。上の図のように、よくある8ビートのパターンですが、ハネています。

ハネるというのは、スイングするようなリズムです。上の動画でチェックしてみてください。

マイナスワン動画で練習

だいたい弾けるようになったら、上のマイナスワン動画に合わせて演奏してみてください。

マイナスワンで1コーラス演奏できたら、この記事のすぐ下にある、本名陽子バージョン(ジブリバージョン)でフルコーラスに挑戦してみるのもおすすめです。

本名陽子バージョンでフルコーラス演奏

本名陽子が歌ったジブリ映画『耳をすませば』のバージョンで演奏する場合は、ChordWiki版のコード譜がおすすめです。

キーFで、本名さんの動画にあわせて演奏できます。

ChordWikiではイントロのアカペラ部分にもコードネームが付いていますが、アカペラで歌った方がかっこいい気がします。また、イントロ部分のリズムはルバートでいいのかなと思います。

ルバートとは自由なテンポで演奏することです。

ちゃんとした楽譜を買うなら290円のぷりんと楽譜がおすすめ

「ちゃんと楽譜を買ってしっかり練習したい」という場合は、ヤマハが運営しているぷりんと楽譜の初級ウクレレ弾き語り譜がおすすめです。PDFダウンロードなら税込290円と格安です。

この記事で配布しているPDFのコード譜よりも出てくるコードの種類が若干多めですが、キーFで弾きやすいコードばかりです。

カントリーロード豆知識

映画『耳をすませば』より(ジブリ使用許可画像)

元々のオリジナル「Take Me Home, Country Roads」は、1971年4月12日にジョン・デンバーのシングルとしてリリースされ、ビルボード第2位を飾った曲です。

ジョン・デンバーの歌詞は「故郷に帰りたい」という郷愁を歌ったものですが、ジブリ版の「カントリーロード」はだいぶ違っています。

ジブリ版の歌詞は、プロデューサーの鈴木敏夫の娘、鈴木麻実子が作詞を担当しました。まだ10代だった鈴木麻実子の歌詞は、むしろ郷愁を断ち切ろうという、切なくも前向きな内容でした。

しかし、この歌詞で最も印象的な(と個人的に思っている)「ひとりぼっち おそれずに 生きようと 夢みてた」の部分は、宮崎駿による補作です。

この部分、鈴木麻実子版では「ひとりで生きると 何も持たずに まちを飛びだした」となっていたそうです。

比べてみると、やっぱり宮崎駿の感性は鋭いですね。

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