ウクレレのコードD7は本来セーハコードですが、かんたんに押さえる省略形もあります。
セーハする場合は写真のように2フレットを人差し指でペタッと押さえて、中指で1弦3フレットを押さえます。
この記事でD7を押さえるコツと、誰でも押さえられるかんたん省略形を解説していきます。
曲によって省略形だと違和感がある場合もあるので、念のため解説をチェックしてください。
普通と簡単、2種類の「D7」の押さえ方
基本のD7の押さえ方は、上の写真のように2フレットをセーハして、中指で1弦3フレットを押さえるフォームです。
正式なD7
ウクレレの楽譜でも、セーハコードのB♭やD7はよく出てくるので、できればマスターしておきたいところです。
セーハのコツは少し下で解説しているので、苦手な人はぜひ読んでみてください。
簡単!ハワイアンがよく使う省略形の「D7」
どうしても「セーハが難しい」という場合は、ハワイアンの人たちがよく使う省略形のD7で代用することができます。
これは、写真のように人差し指と中指の2本だけで押さえる簡単コードなのです。
ただし! この省略形はD7なのに、ルート(元になる音)のD(レの音)が入っていないので、ちょっとハワイアンぽい独特の響きになります。
少し難しい話をすると、ふだん僕たちは「D7の省略形」と呼んでいますが、本来このコードはF#m-5(F♯マイナーフラットファイブ)というコードで、理論上「D7の代理コードとして使える」というものなのです。
そのため、100%使えるわけではないという点に、ちょっとだけ注意が必要です。また、代理コードについて、詳しくはなみのおと音楽教室の記事を参照してみてください。
代理コードとは?今日からアレンジに生かす方法をわかりやすく解説|なみのおと音楽教室
セーハのしかた・コツをおさらい
ウクレレの楽譜でも、D7に加えてB♭など、どうしても避けられないセーハコードがいくつかあります。
セーハにはコツがあるので、順を追って試してみてください。
セーハのコツ- ヒジを軽く締めて力が逃げないように
- 親指をネックのま裏に当てて「押す」
- 人差し指は親指の力を「支える」意識
自分視点で見るとこんな感じです。
人差し指で押さえる! と考えると力を入れないとセーハできませんが、親指の力を使うとだいぶラクになります。
また、人差し指のハラではなく、側面を使うと効果的!
より詳しいセーハのコツは以下の記事で解説しています。
この記事では、かなり詳しくコッテリとセーハのしかたを解説しています。
D7の練習曲「カイマナヒラ」ダウンロード
A7、D7、G、G7、Cという5つのコードで弾けるハワイアンの名曲「カイマナヒラ」。すぐ下でダウンロードできる楽譜は、ハワイアンなので省略形のD7を使います。
参考動画にあわせて演奏してみてください。
「カイマナヒラ」コード譜ダウンロード4小節目のG→G7というコードチェンジが難しい場合は、この小節全部をGで弾いてしまってもなんとかなります。
ただ、G→G7というコード進行がハワイアンらしさを感じさせるため、最終的にはコード譜通りに弾けるとベストです。
また、ここでは省略形のG7は使わないのがベターです。
G7解説記事|関連記事
省略形のG7については上の関連記事で解説しています。
また、以下のカテゴリー「コードと楽譜」では、ハワイアンに限らずさまざまな無料楽譜を配布しています。
ぜひ参照してみてください。
コードと楽譜|カテゴリー目次