この記事では、コード譜をダウンロードして「グリーン・グリーン」をワンコーラス弾き語りします。
スリーコードをベースにした弾きやすい楽曲で、ストロークパターンを自由にアレンジしても違和感がなく、全体的に取り組みやすい練習曲といえそうです。
「グリーン・グリーン」コード譜ダウンロード多くの個性的なアーティストがカバーしているので、いろいろなスタイルで演奏してみても楽しめると思います。
歌唱はNEUTRINOのMERROWによります。歌声シンセサイザーに英語を歌わせるのは難しいので、動画では「Green, green」の部分を「ラーラー」と歌っています。
「グリーン・グリーン」に出てくるコードと楽譜
この楽譜で出てくるコードは、下の図の5つ。難しいコードはありませんが、しいていえばEmが押さえにくいかもしれません。
EmはルートであるCの代理コードとして使われているので、この部分が弾きにくい場合、Cで弾いてしまっても違和感はありません。あるいはEmをGで弾いてもOKです。
でも、弾ける場合はぜひEmで弾いてください。
メロディーにEmの構成音であるB(シ)の音が入っているので、より自然に響きますし、また少し暗い結末を暗示させるコード進行になる点もポイントです。
ストロークパターン
コード譜ではストロークパターンを上の図のように表記しました。ふつうの8ビートで気持ちよく演奏できます。
ストロークパターンを変更して、自分好みにアレンジしてもOK。かなり弾きやすい楽曲だと感じました。
また、曲の歌詞にはくらい暗示が含まれますが、ストロークは元気よくノリよく弾いてください。
ノリのいい8ビートに乗せて「この世に生きる喜びそして悲しみのこと」を歌うのが、この楽曲の魅力かもしれません。
「グリーン・グリーン」コード譜ダウンロードかなり簡単なコード進行なので、テンポをキープできればうまく弾けると思います。この「グリーン・グリーン」の演奏が「ちょっと難しいかな…」と感じる場合は、ウクレレ通信講座がおすすめです。
教本で独学するよりわかりやすく、教室に通うよりも安上がりです。
「グリーン・グリーン」のおすすめカバーは?
「グリーン・グリーン」という楽曲は、1963年にニュー・クリスティ・ミンストレルズが発表した楽曲で、バンドメンバーのバリー・マクガイアとランディ・スパークスが作詞・作曲を手がけました。
日本では、1967年にNHKの「みんなのうた」で放送されたり、1970年代に小学校の教科書(音楽)に採用されるなどして有名になりました。
この日本語の歌詞は英語の歌詞とはまったく違う、オリジナル。作詞者の片岡輝は、当時三歳だった娘の寝顔を見てこの歌詞が浮かんだと語っています。
日本でこれだけ歌い継がれるのは、片岡さんの歌詞のおかげかもしれません。
筆者おすすめのカバーは、UA(ううあ)さんのアルバム「うたううあ」に収められたバージョン。すっと入ってきてグサッとやられる感じです。
最近ではMrs. GREEN APPLEもカバーしており、ロック色が強めで爽やかなアレンジになっています。
さらに、よりロック色が強いカバーもあります。
2000年代初頭にIn the Soupというバンドがカバーしたバージョンは、当時の日本のロックっぽさ満載で、これも良カバーです。
「みんなのうた」っぽく歌うもよし、ロックっぽくうたうもよし。名曲「グリーン・グリーン」をぜひカバーしてみてください。
この記事では曲名を「グリーン・グリーン」としました。1960年代にコロムビアレコードから発売されたニュー・クリスティ・ミンストレル版の邦題における表記を採用しています。しかしカバー曲では「グリーングリーン」とする場合が多く、どちらが正解ともいえません。
参考文献
40年来の謎、『グリーン・グリーン』のパパ問題が解決した(高木圭介のマニア道)