ヒューマンアカデミーが運営する「ウクレレコミュニケーター養成講座」は、日本で唯一資格が取れるウクレレ講座です。
もちろん人によって向き不向きはあり、ざっくりとメリット・デメリットをまとめると、次のようになります。
メリット
- コスパが高くウクレレをまだ持っていない人にぴったり
- 短期集中でウクレレが身につく
- なんといっても資格が取れる唯一の講座
デメリット
- ちょっと駆け足で学ぶ忙しめのカリキュラム
- ソロ弾きはあまり詳しく学ばない
また、教材の収録曲はウクレレ講座の中ではやや若い人向け。30代、40代の人にもおすすめできる選曲です。
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ウクレレコミュニケーター養成講座の特徴
ウクレレコミュニケーター養成講座を一言でいうと「短期集中で基礎から資格取得を目指せる」という通信講座。選曲のセンスが良く、紙のテキストではなくDVDやeラーニングの映像で学ぶというのも特徴です。
講師の今井先生は教え方がうまいので、講座修了後はウクレレライフ協会や東京ウクレレオーケストラで直接指導を受けるのもおすすめです。
今井先生も愛用するコルドバのウクレレが付属してこの値段
ギター・ウクレレの専門ショップGuitar Trailerさんでお話をうかがった時に、店主のスコットさんに「コルドバ(Cordoba)は人気ですよ。機種によっては入荷したら即完売して、値札を作るのが間に合わないくらい!」と教えてもらいました。
そのコルドバウクレレが付属してこの値段、ということは、かなりコスパが高い講座といえるでしょう。すでにウクレレを持っている人向けに、楽器なしのeラーニングコースも用意されています。
機種はコルドバギターのプレイヤーでもある今井先生が選んでいるそうですが、いちばん安いモデルではなく、しっかり演奏できるモデルをチョイスしています(上の写真と違いバインディングなどの装飾もあるモデル)。
付属するウクレレの画像は、以下のリンク先で確認できます。
映像を最大限生かした講義により1ヶ月でウクレレをマスター
1ヶ月で11曲をマスターし、添削を1回提出。資格も取得できるという効率のいい講座です。ただ、ちょっとハイペースで学習するため、どちらかというと30代、40代くらいまでの若い人向けかもしれません。
映像のクオリティーは高く、カメラ2台の映像に加えて図解を表示するなど、ぱっと見た瞬間に把握できるよう工夫されています。
よくあるYouTube動画とはクオリティーが違うと感じました。
課題曲の選曲も、「イージュー★ライダー」「夢の中へ」など8ビートでノリのいい楽曲が多く、楽しく弾けるのが特徴です。
逆に「もう少しゆっくりと学びたい」という場合は、以下の記事で紹介しているウクレレ講座なども検討してみてください。50代・60代の方向けにじっくり学ぶ講座もあります。
ウクレレインストラクターへの第一歩となる資格が取れる!
今井先生が会長を務める、ウクレレライフ協会の資格が取れるのが大きな特徴です。
これはインストラクター資格への第一歩となる資格で、通信講座終了後も練習を続ければ、やがてインストラクターになることもできます。
「インストラクターになる予定はない」という人でも、資格が取れるというのは励みになりますから、練習が続きやすいというメリットもあります。
ヒューマンアカデミーの講師を務める今井愛彦先生はどんな人?
筆者は今井愛彦先生のウクレレワークショップで教わったことがありますが、とにかく教えるのが上手な先生です。
ワークショップでは初心者からある程度弾ける人まで、さまざまなレベルの人を、テキパキと効率よく指導してくれました。
また「そう弾けばよかったのか!」と目からウロコが落ちる指摘も多く、教えるための引き出しの多さも印象に残りました。
そんな今井先生のCDで筆者がおすすめしたいのは「ほろろんCafe~夏メロ」。癒やしのウクレレサウンドで、AKB48の「ポニーテールとシュシュ」やいきものがかりの「ありがとう」などを美しいアレンジで聴くことができます。
そのほかのアルバムとしては「invisible star」「朝日のあたる家」「Ukulele Love songs from Island」などがあります。
今井愛彦先生の略歴
10代の頃から本格的にバンド活動をスタートし、レコーディング・ミュージシャン等として活躍。30代後半でウクレレに魅了され、ウクレレプレイヤーに転身しました。現在、ウクレレライフ協会会長。数々のウクレレ教室で講師を務め、東京ウクレレオーケストラを主宰しています。
ウクレレコミュニケーター養成講座の詳細情報と口コミ
ヒューマンアカデミー通信講座の「ウクレレコミュニケーター養成講座」は、ていねいに作られた画像を見て、直感的に理解し、演奏できるのが魅力です。
また、価格は他の映像付きウクレレ講座より安く、お得感もあります。やや詰め込みタイプのカリキュラムは、のんびり練習したい人にとってはデメリットですが、早く上達したい人にはメリットになります。
ヒューマンアカデミーのデータ
名称 | ウクレレコミュニケーター養成講座 |
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価格 | 楽器あり38,880円(税込)、楽器なし15,000円(税込) |
受講期間 | 1か月(在籍期間3か月) |
質問 | 質問可(今井先生が回答!) |
セット内容 | DVD1枚+eラーニング映像、ウクレレ(ケース付き)、チューナー、楽譜はPDFで提供 |
練習曲 | HAPPY BIRTHDAY TO YOU、SILENT NIGHT、やさしさに包まれたなら、夢の中へ、イージュー★ライダー、PRIDE、糸、三日月、スターライトパレード、AMAZING GRACE、アロハオエ |
当社で独自アンケートを実施!実際受講した人のレビューは?
当社では、クラウドソーシングを利用して、実際に本講座を受講した人の生の声を募集しました。
映像がわかりやすいという意見や、「わからない点を質問できる」といった特徴が高評価に繋がっているようです。
レビュー①楽譜が読めない人でもチャレンジできる
北川さん(30代・女性)
楽譜が読めない人でもチャレンジできるのは気軽でいいなと思ったし、練習していくうちにだんだん弾けるようになっていったのでウクレレが好きになりました。
指の押さえ方も映像で見ることができるのでわかりやすいし、動画を繰り返してみることができて自分のペースでゆっくり学んでいけるのがいいなと感じました。
レビュー②サポート期間が3か月あり不明点を教えてもらえた
Blueさん(24歳・男性)
私のような楽譜も読めない初心者のために、楽譜のみならず、実際の指の当て方まで映像で教えてくれるため、取り掛かりやすかったです。
値段の割にはサポート期間が3か月もあり、わからないことを教えてもらえる点もよかったです。
一方で、この講座の悪かった点は、サポート期間は3か月設けられているのに対し、添削課題が1回しか申し込めないところです。
まとめとその他のウクレレ通信講座
ウクレレコミュニケーター養成講座大手企業のヒューマンアカデミーが運営するため、安心して受講できるウクレレ通信講座です。
同じく大手業者であるユーキャンと比べても、今井先生が作ったカリキュラムはよく練られており、学習目標が明確だと感じました。
ざっくりと、こんな人に向いている・向いていないという点をまとめると、以下の表のようになります。
ウクレレコミュニケーター養成講座が向いている人・向いていない人
ウクレレコミュニケーター養成講座に向いている人 | ・30~40代以下の方 ・テンポ良く1か月でマスターしたい方 ・将来インストラクターなどにステップアップしたい方 ・弾き語りがうまくなりたい方 ・コスパを重視する方 |
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ウクレレコミュニケーター養成講座に向いていない人 | ・マイペースで学びたい方 ・楽器演奏に自信がない方 ・詳しく教えてほしい方 ・50~60代以上の方 ・ソロ演奏重視の方 |
向いている人に「当てはまる!」と思った場合は、かなりおすすめできます。
逆に「向いていないかな」と思った方は、以下のリンクから、日本で受講できる全ウクレレ講座リストをチェックしてみてください。