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ウクレレのコツを教わるワークショップ 体験レポートとおすすめ開催情報

ウクレレを独学していて「最近なんだか上手くならない」と感じる時は、ウクレレのワークショップに参加するのがおすすめです。

  • 単発なので教室レッスンより安い!
  • 好きな講師の先生を選んで参加できる
  • 知りたいテーマに絞って参加できる

というメリットがあり、「これでカベを越えられるかも!?」という手応えがつかめます。

「時々ワークショップに参加する」というのは、本当におすすめしたい上達法です。「ではいったい、何を教えてもらえるの?」という具体例は、記事後半に掲載している今井愛彦さんのワークショップ体験レポートでお伝えしています。

コンテンツ1定期チェック必須のワークショップ開催情報
コンテンツ2実例!ワークショップでこんなことを教わりました

この記事は初心者がウクレレを独学するステップを解説した記事の補足解説として作成しています。

お得に上手くなるならウクレレワークショップ!

楽器大手のフェンダー社(アメリカ)の調査で、楽器練習を始めてもやめてしまう確率が高いことが明らかになっています。

特に独学を続ける人はカベにぶつかった時、どうしてもあきらめてしまう……という傾向があります。そこで、一気にカベを超えてしまう、ワークショップへの参加をおすすめします。

ゆるレレ
ゆるレレ
というわけで、まずはおすすめのウクレレ・ワークショップ情報から!

この記事では、講師の質的に安心して参加できるワークショップに絞って紹介しています。並び順は上の方が上級者向け、後ろに行くに従って初心者向けになるイメージです(完全にレベル別に並んでいるわけではありません)。

Study: 90% Of New Guitarists Abandon The Instrument Within A Year Of Starting

定期的にチェックしたい!おすすめワークショップ

単発で開催されるウクレレワークショップについては別途情報をまとめていますが、まず最初に、定期的に開催されていて、なおかつ講師の先生がいい! というおすすめワークショップ情報を掲載しています。

SWEET HOLLIWAIANSのオンラインワークショップ

普通にレッスンを受けると超高い松井朝敬さんのレッスンが3,500円から受けられるというお得感あるワークショップ。松井さんは上の動画の中央でウクレレを弾いている方ですが、ライブで聴いても上手すぎて対面レッスンは恐いレベル。

その点オンラインなら格安かつ、なんとなく敷居が低い感じで受けられるので、ぜひチェックしてみてください。

同じくSWEET HOLLIWAIANSのメンバー高田マリオさんのワークショップも受講できます。

価格目安 1回3,500円~
問合せ各WS情報ページに記載

Natoyama Method 名渡山遼さんの月例ワークショップ

ウクレレ奏者の名渡山遼さんが直接指導するNatoyama Method内で、会員以外も参加できるマンスリー・オンライン・ワークショップが開催されています。

ソロウクレレに特化しており初心者には難しそうですが、あの遼くんから直接指導してもらえるというおすすめのWSです。

価格目安1回3,000円(一般)、1,500円(会員)
問合せ各WS情報参照

KYASさんのワークショップ情報

ウクレレ奏者KYASさんのサイトでは、毎月月例のワークショップが企画されています。中級レベルの人が「そこ、知りたかった!」となる、興味深いテーマでレッスンを企画してくれているので、ぜひサイトだけでも眺めてみてください。

講師はKYASさん以外の先生を呼んで、それぞれ得意なテーマでレッスンを企画しています。一定期間アーカイブも残ります。

価格目安税込3,000円
問合せKYASさんのオンラインストア

鈴木智貴さんのワークショップ情報

ウクレレ奏者の鈴木智貴さんが主宰したり、講師として出席するワークショップの情報をまとめたページです(智貴さん公式)。

新型コロナウィルスの流行にかかわらず、オンラインワークショップは開催されることが多いので、今の時代はこういった情報をチェックしておいた方がよさそうです。

ただし、本来はオンラインワークショップより、対面のワークショップをおすすめします。やはり自分の弾き方のクセを直してもらったり、自分に必要な演奏方法の知識を教えてもらうには、対面ワークショップのほうが適しているからです。

もちろんこのページには、智貴さんの対面ワークショップの情報も掲載されています。

ワークショップ以外の関連イベント情報、ライブ情報も掲載されています。

価格目安オンラインWSは税込1,750円
問合せお問い合わせページ

ポエポエのワークショップ情報

東京(祐天寺)と名古屋(東区泉)に店舗を構えるウクレレショップ「ポエポエ」が主宰するワークショップ情報。単一店舗が主宰するワークショップの中では、トップクラスの魅力的なラインナップです。

講師はキヨシ小林さん、U900のなりあいひろゆきさん、松井朝敬(Sweet Holliwaians)さん、山内アラニ雄喜さんな。とにかく充実しています。

最近はオンライン開催のワークショップもあります。

価格目安 1回3,800円に設定されていることが多いようです
問合せ各WS情報参照

KIWAYA ウクレレ ワークショップ

Famousを製造・販売するキワヤ商会が主宰するワークショップの情報ページ。現在コロナ禍で中止や延期が相次いでいますが、通常は定期的に開催されています。

講師にはキヨシ小林さん、鈴木智貴さんなど有名どころを迎え、初級から中・上級まで幅広いレッスンを企画しています。

価格目安1回2,000円~5,000円くらい
問合せevent@kiwaya.com

ウクレレプラネットのワークショップ情報

ギタープラネット姉妹店のウクレレプラネットが主宰するワークショップ情報。頻度はそれほどでもないですが、講師にKahuaさんを迎えたレッスンには人気があります。

神田の楽器店街(東京都)に通える人はチェックしてみてください。

講師のKahuaさん本人によるワークショップ・レッスン情報はこちらです。

価格目安1回3,000円
問合せ03-5283-8210(ウクレレプラネット)

宮武広さんのウクレレワークショップ情報

宮武広さんは「ウクレレシンガー」「シンガーソングライター」という肩書きでメディアに登場されている方なので、ワークショップも弾き語り中心です。

ウクレレがまったく初めての超初心者から、ある程度コードが弾ける中級レベルを対象とした弾き語り講座が多く、オンラインと対面いずれも対応されています。

価格目安1回3,000円~4,000円くらい
問合せlesson@miyatakehiro.com、または各WS情報参照

ウクレレのワークショップの選び方

沖縄で人気のジョニーさん

僕が参加したことがあるワークショップは、山内アラニ雄喜さんと、ジョニー宜野湾さんの2つ。今回の今井さんのワークショップが3つめです。

アラニさんとジョニーさんのワークショップは、糸満ウクレレ部時代に自分たちで企画したものでした。内容は、

  • ハワイアンの大御所アラニさんにいろいろ聞く
  • 沖縄のスターであるジョニーさんを楽しく囲む

という感じだったので、今井さんのワークショップほどガチでうまくなる練習、という感じではありませんでした。

ひとくちにウクレレワークショップといっても、狙いやコンセプトは様々なので、自分に合ったものを選ぶのがベスト。講師の先生によって、身につくものがいろいろと変わってきます。

うまくなりたい。演奏の課題を解決したい、という場合は今井愛彦さんのレッスンは非常におすすめできると感じました。

教え方もすごく上手です。

体験レポート!今井さん教えるのうますぎです

ハードルが高そうな「セーハ」もコツがあります

今回参加したワークショップは、ほとんど初めてウクレレに触る人からそこそこ弾ける人まで、かなり幅広い人が受講していました。

ゆるレレ
ゆるレレ
こんなにレベルがバラバラで指導できるの!?

と、最初は不安だったのですが、結果からいうと「ぜんぜん大丈夫」でした。

今井先生は教え方すごい上手です。

というわけで、当日、今井先生に教わったことをかいつまんで紹介していきます。

なるほどこういうことを教わるのかー!

という一例として読んでみてください。

コードチェンジが間に合わない人必見の練習法

コードチェンジが追いつかない時の特効薬です

今回のワークショップで教わったことは「全部役に立つなぁ」と感じましたが、その中でも「右手と左手の役割」に絞って、この記事でフィードバックしていきます。

コードチェンジが間に合わずリズムがズレがちな人はぜひ参考にしてください。

そして「なるほど、ワークショップではこんなことを教わるんだな」とイメージできればうれしいです。

さて、今井さんは、

  • 右手は一定のリズムを刻む「車のエンジン」
  • 左手はコントロールする「車のハンドル」

といいます。今回の練習では、右手は何があっても一定のリズムを刻み、左手はがんばってコントロールする方法を学びました。

左手は常に一定のリズムをキープする

大前提として「右手は一定のリズムをキープしよう」というお話からスタートしました。

たとえば以下のような楽譜があったとしても、全部8分音符で刻んでもOK(最初だけですよ)。

つまり上の楽譜を下のように弾いてしまいます。

動画で見ましょう。

とりあえず最初は「リズムをキープ」することを意識します。

右手はエンジン! 一定のリズムを刻み続けます。

右手の指は自由に使ってもいいけど…

ウクレレの右手の使い方は多種多様。人によっていろいろですが、一番多いのは人差し指でストラムするというパターンです。

通常は人さし指でストラムします

ところが、人差し指でストラムすると、指のサイド(側面)を使いがちです。その結果、思わぬところで爪が引っかかり、スムーズに弾けないことがあります。

そこで、今井さんは「中指を使うのもおすすめ」と教えてくれました。

引っかかりがちな人は中指ストラムを試しましょう

中指を使うことによって、指の側面が弦に当たりにくくなり、ダウンストロークを指の爪側で、アップストロークを指の腹側で、という理想型に近づけやすくなります。

中指でストラムすると、爪が引っかかりにくくスムーズに弾けるというメリットがあります。

また、中指だとアタックが少し柔らかくなり、やさしい音が出せるようになります。

いきなり中指で弾くと難しいので、普段から練習しておくのがベスト。

少し柔らかい音がほしいなと思ったときに、中指でのストラムができると弾きやすくなります。

今井さんのライブを見ていると、確かに中指を多用して演奏していました。

ゴーストノートをうまく使うウラ技

難しいコードチェンジの場合、どうしても間に合わないことがありますよね。

図解すると以下の部分でコードチェンジが遅れてテンポがずれがちです。

そこで、この日のワークショップでは「ゴーストノートを使ってタイミングをとろう」と教わりました。

ここでいうゴーストノートは「何も押さえない開放弦を鳴らす」こと。

小節の最後の拍のウラをこれで弾いてしまいましょう

コードチェンジが間に合わないなら、チェンジする直前(だいたい小節の最後の拍の裏拍)をゴーストノートでならしてしまいます。

赤枠で囲った所でゴーストノートを入れる

何も押さえないゴーストノートを鳴らしている間に、左手は次のコードを押さえる余裕ができます。

結果、小節の頭できちんと次のコードが弾けている…という仕組みです。

ゆるレレ
ゆるレレ
これはかなり応用範囲が広いのではないかと思います。覚えておいてソンはないですね。

左手を自由に動かすための鍛錬フレーズ

また、普段から左手の動きを鍛える方法も1つ教えてもらいました。上のようなフレーズを一定のリズムで弾く練習方法です。

これは簡単そうでいて、やっていると腕がつりそうになる練習です。でも「どの部分がつりそう?」「どの部分が筋肉痛?」という点を意識すると、ムダな力が入っている部分を自己診断できます。

テレビを見ながらでもできる練習なので、ぜひ取り入れてみてください。

エンジンとハンドルをうまく使ってウクレレを弾く

こんな風に右手は一定のリズムを刻むエンジンで、左手が曲をコントロールするハンドルだ……と意識して練習してみると、これまでとはちょっと違った効果が出ると感じました。

今回のワークショップ(1時間半)は濃い内容で、他にもたくさんのコツや改善点を教わりました。

たいていのウクレレワークショップでは、このように、当日の参加者にあわせた指導をしてもらえます。

伸び悩んでいるな……という人はぜひ、自分に合ったワークショップを探してみてください。

ウクレレライフ協会と今井さんのウクレレ通信講座

実は、今井愛彦さんはウクレレライフ協会の会長をつとめています。ウクレレライフ協会は、ウクレレの普及や演奏技術・知識の普及を目指す団体で、検定も実施しています。

そして、ウクレレライフ協会とタイアップする形で、今井さんを講師としたウクレレ通信講座も組まれています。ヒューマンアカデミーのサイトで申し込めます。

教え方がうまく、すっと入ってくる今井さんの講座なら、初心者がゼロからステップアップするのにも最適です。

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