不動産SEO

宅建業者が2万円で始めるAI記事作成ノウハウ(SUUMO頼みから脱却)

宅建業者のウェブ集客は、なかなか難しいのが現状です。

トーマ不動産マガジンや、クラシエステート株式会社公式サイトなど、弊社でサポートできるサイトであればトラフィックを集めて反響を獲得することが可能です。

たとえばトーマ不動産マガジンの場合、査定案件を月平均2件ほど獲得しています。最近の問い合わせ状況としては、以下のようになります。

だいたい、月2件の査定+一般お問い合わせが同数程度というのが最近の状況です。そして、これはSEOを理解している人が運営するなら、そんなに難しいものではありません。

ただ、直接サイト運営をサポートしていない宅建業者さんにSEO記事の書き方をお伝えするのは非常に難しいと感じています。覚える事が多すぎて、記事の書き方を伝えるだけで何か月かかかってしまう状況。

それは当然ですよね。ウェブライタースクールだって、けっこうな時間をかけて書き方を教えます。

しかし、仲介業務を行いながら、ウェブライティングを学ぶ時間なんてありません。

そこで、弊社自身が運営しているサテライトサイトの手法をお伝えすることにしました。これなら、わりと簡単に成果を出せます。

上記の2サイトは、これからのSEO戦略をテストをしたり、万が一自社のメインサイトに問題があったときのスペアとして運営している「おまけサイト」です。なので、手をかけずに「すべてAIで制作している」というものです。

現状、非常に低価格で、なおかつ手間をかけずに運営しています。でも、AIの使い方さえ間違えなければ、ある程度のトラフィック(流入)がとれます。

この記事では、私が運用しているサテライトサイトの事例をもとに「宅建業者さんがAIで反響の取れる自社サイトを運営する」ノウハウを解説していきます。

当社がAIだけで制作しているサイトはいくつかありますが、収益化には3か月から半年程度というのが現実的な感触です。

どれくらいの期間で査定依頼や建売住宅の購入相談を獲得できるか、実際の数字もお見せします。無料でノウハウを公開しますので、その代わり、弊社サイトにリンクをお願いします!

また、不明点は記事の末尾にあるコメント欄でご質問いただければ、できるかぎり回答します。込み入った話はLINEでもかまいません。

お願い

無料でノウハウを提供し、当社でカバーできないエリアの査定依頼については情報のご提供もできます(ユーザーの許可を得られた場合)。そのかわり! ぜひこの記事(またはこのサイトのどこか)にリンクをお願いします! インストールの疑問やSEOの疑問についても、記事下部のコメント欄で質問いただければお答えします。そのかわり! ぜひリンクをお願いします! SEOには被リンクが重要なのです。

なぜ今の不動産サイトは「ダメ」なのか?

現在の多くの宅建業者サイトには、共通の問題があります。

ひとつは、物件情報の羅列だけになっていること。

SUUMOで見れば済む情報しか載っていないサイトが大半です。更新が数か月前で止まっている「お知らせ」や、専門用語ばかりで読み手の気持ちに立っていないコンテンツなどなど……。

これでは、Googleからもユーザーからも評価されません。

過去記事「【実態調査】不動産ホームページの75.6%は反響がない。理由と対策は?」でも詳しく解説していますが、「情報の鮮度」と「独自の視点」が欠けているのが根本的な問題です。

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とはいえ、多忙な仲介業務の合間に、SEOに対応したブログ原稿を制作し、SUUMOに対抗できる実績を上げるのは現実的ではありません。これまでは、SEO会社やウェブ制作会社に百万円単位の予算をかけて依頼するのが一般的でした。

もちろん、世の中には10万円や15万円で「SEOに強いホームページを作ります」という制作会社もあります。しかし、そうしたサイトの多くは期待した効果が出ません。

なぜなら、本当にSEOができる人材は、一握りに過ぎないからです。そして、まともなSEO担当者はほとんど東京に集中しています(例外もありますよ)。

そのため、地方の一般的な宅建業者としては、ホームページからの集客が難しい状況でした。どれくらい難しいのか? その状況を説明しましょう。

データが示す「宅建業ホームページの厳しい現実」

宅建業ホームページの月間アクセス

私たちの調査によれば、ほとんどの宅建業者のホームページは月間アクセスが1,000PV(ページビュー)未満です。さらに、月間アクセスがほぼゼロというサイトが全体の15%を占めています。

その中には、見た目は立派な、ある程度の予算をかけて制作されたホームページも含まれています。つまり、ホームページのアクセスを決めるのは見た目の立派さではないということです。

今のGoogleが重視しているのは「役に立つ記事」

では何が必要なのか。Googleは大きく2つの要素を重視しています。

ひとつは信頼できる人が書いているか。もうひとつは読者の役に立つかです。

宅建業者は不動産の専門家ですから、前者については元々アドバンテージがあります。それなのに記事が上位表示されないのは、記事の書き方に問題があるということです。

きちんとしたライターを雇い、専門の編集者に編集してもらい、役に立つ記事をある程度の本数まとめて掲載すれば、たいていの宅建業者サイトは一定のトラフィックを獲得でき、反響を出せるはずです。

問題は、忙しい中、業務の合間を縫ってSEOを勉強したり、大きな予算を割いてSEO会社に依頼したりするのが現実的ではないということです。

試行錯誤の末に行き着いた「AIによる記事制作」

私自身、かつては忙しい時期にプロのライターに原稿を依頼していました。しかし今ではライターへの依頼は一切していません。代わりにAIで原稿を制作しています。

とはいえ普通にAIを使うと原稿のクオリティが低く、SEO的にはむしろマイナスになってしまいます。そこで、様々な原稿制作サービスを実際に使ってチェックしました。

海外製のツールはほぼ全滅でした。日本語の原稿が不自然になってしまうためです。

また、日本のサービスに絞っていくつか試した結果、ほとんどのサービスは満足いく原稿を作れないことがわかりました。しかしその中で、AI Direct Editorが実用的な記事を制作できることに気付きました。

SEOの知識がなくても使える3つの理由

なぜこのプラグインが現実的な選択肢なのか。理由は3つあります。

まず低コストで利用できます。通常、SEO支援を受けると年間100万円単位の予算が必要ですが、AI Direct Editorは買い切り約2万円(19,800円)です。これだけで「専属ライター」を雇うのに匹敵する効果が得られます(ただし上手に使う必要はあります)。

WordPress内で完結する点もメリット。AIの画面とブログ画面を行ったり来たりする必要がありません。執筆作業がスムーズに進みます。

「ハルシネーション(AIの嘘)」を防げる。参照URLを指定できるため、不動産という正確性が求められる分野でも安心して使えます。不動産のようなファイナンスが絡むジャンルでは、Googleの評価が厳しく、そこに適合できるAIツールはめったにありません。

その点、AI Direct Editorは、自分の手で情報精度をコントロールできるアドバンテージがあります。これが決定的でした。

とはいえ、AI Direct Editorも万能ではありません。やり方があります。以下に、私が試行錯誤の上「これならいける」と判断した、質の高い弦高を制作するためのワークフローを解説します。

たぶん、ふつうにAI Direct Editorを使ってる方で、こういうやり方をしている人はめったにいないと思います。

【実践編】質の高いAI記事を作るワークフロー

ここからは、私が実際に行っている記事作成の手順を公開します。この方法により、SEOに効く記事を効率的に量産できるようになりました。逆にいえば、手を抜くとAIによる原稿のクオリティーは大きく下がってしまいます。

ステップ1:キーワード選定

まずは「地域名 + 不動産売却」や「地域名 + 住宅ローン」など、地元の人が検索しそうなキーワードを選びます。キーワード設定にはかなり奥深いノウハウがあるため、詳細は別記事で解説します。

ここが難しい場合は、質問いただければざっくりと回答します。

ステップ2:Geminiで「情報の深掘り」と「捨てブログ」作成(※超重要)

AI Direct Editorにいきなり書かせるのではなく、まずGoogleのAIである「Gemini」のDeep Research機能を使います。ここが最も重要な工程です。

選んだテーマについて徹底的にリサーチさせ、その出力をそのまま「捨てブログ(参照用の外部ページ)」として公開します。これにより、最新かつ深い情報をAI Direct Editorに「正解」として読み込ませることができます。

この方法を使うことで、AI特有の曖昧さや不正確さを低減できます。

ステップ3:「記事の方針」を固める

どんなターゲットに向けて、どんな方向性で書くのか。また、結論の方向性はどうするか。

これを自分の頭で考えて、AI Direct Editorの命令として入力します。3〜4行程度の短い文で構いませんが、ここを疎かにすると、どこにでもあるような薄い記事になってしまいます

ステップ4:ソースURLの入力

先ほど作った「捨てブログ」のURLを必ず入れます。さらに、官公庁(go.jp)や信頼できる大手企業のサイトURLも併せて入力し、情報の信頼性を盤石にします。ソースURLは5つまで入力できます。

ステップ5:全自動生成

あとはボタンを押すだけです。AIが構成から本文まで一気に書き上げます。

最後に必要なのは「人間の目」でチェックする事

AIが記事を書いた後、そのまま公開するのはお勧めしません。以下の作業をしっかりと行った上で、記事をリリースしてください。

監修

内容に間違いがないか、自分の経験に照らしてチェックします。地域特有の事情や、自社ならではの視点を加えるとさらに良くなります。

写真選び

その地域のリアルな写真や、親しみやすい画像を選んで配置します。これだけで記事の信頼感が格段に上がります。

クレジット表示。執筆は「○○○不動産オウンドメディア編集部」、監修は「代表取締役 ○○○○(あなたの名前)」のように明記します。このように「会社としての発信」にしつつ「プロの目」を通したことを示すことで、読者の信頼を獲得できます。

私が運営しているサテライトサイトの事例

私は万が一自社サイトが何らかの理由でGoogle上位表示されなくなった場合に備えて、複数のサイトを運営しています。その中のひとつ「私道ラボ」は、ほぼすべての記事をAI Direct Editorで制作しながら、順調にアクセスを伸ばしています。

2025年10月にサイトを開設して以来、1月末までにAI Direct Editorで26本の記事を制作しました。その結果、グラフのように右肩上がりでアクセスが伸びています。

「私道に関するニッチなガイド」というテーマ設定も良かったと思いますが、「公道と私道の見分け方」など実践的な内容を解説した記事にアクセスが集まり、現在では問い合わせも来るサイトとなっています。

もちろん片手間運営のサイトですから、サイト開設以来3か月で、反響は1件のみです。

それでも「AIだけで書いても反響が来るんだ」というのは、新鮮な驚きでした。

また、このサイトはこれで完成ではありません。予定では50〜100記事程度で一定の完成形に持っていくつもりです。その時点で1~2か月に1件くらいの問い合わせが来ればいいな……と思っています。

もし皆さんの会社でSEOでの集客を行いたいという場合は、このサイトのようにジャンルを絞って、AI Direct Editorのようなツールを活用しながら、読者の役に立つ記事を50本程度入れてみてください

50本の時点で調子が良ければ、月間ページビュー数が3,000~5,000程度に達している可能性があります。もちろん、どのような検索キーワードに対策するかなど、実際には相当なノウハウがあるため、簡単に5,000PVを突破するわけではありません。

それでも、それくらいのトラフィックボリュームになった時点で問い合わせが入り始め「無駄ではなかった」と実感できる可能性は高いです。

また、SUUMOやライフルホームズに頼らなくても、自社で集客をする可能性が現実的に見えてくるはずです。

まとめ:3か月でサイトが見違える

高額なコンサル料を払う前に、まずはこの「2万円のツール」を手に取ってみてください。週に1〜2記事を投稿し続けるだけで、あなたのサイトは「反響のないサイト」から「ある程度参照される情報源」へと生まれ変わります。

私自身、様々な方法を試してきましたが、時間のない宅建業者が現実的にSEOで成果を出すとしたら、この方法が最も効率的だと考えています。

もしうまく結果が出せて反響が来るようになった場合、弊社と提携しましょう。SEOでの集客なので、全国から反響が来てしまいます。当社でも、東北や山梨県など「とうてい行けない」という場所からの売却相談が来ます。

そういう場合は、お互いに融通し合えれば、より効率的にサイトを運営できるのではないでしょうか?


付録:AI Direct Editorのインストール、設定、使用ガイド

「ITは苦手だけど、自分の言葉で地域の情報を発信したい」という宅建業者の方に向けて、ITによる記事作成手順をゼロから解説します。

不明点は記事末尾のコメント欄でご質問いただければ、できる限り返信します。

1. 導入準備:プラグインの購入とインストール

まずは、御社のWordPressサイトに「AI Direct Editor」を組み込みます。

公式サイトで購入。AI Direct Editor公式サイトからライセンスを購入します。価格は約2万円(19,800円/買い切り)です。

ダウンロード。購入後にマイページにログインし、「zipファイル」をパソコンに保存します。

WordPressへ追加。管理画面の「プラグイン」→「新規プラグインを追加」をクリック。「プラグインのアップロード」から、先ほど保存したzipファイルを選択してインストール。最後に「有効化」をクリックすれば、インストール完了です。

次に、WP-Marketのプラグインをダウンロード・インストールし、ライセンス認証をすませたら、AI Direct Editorが使えるようになります。

2. 初期設定:AIの「脳」を接続する(Gemini API設定)

このプラグインを動かすには、GoogleのAI(Gemini)と連携させる必要があります。難しく見えますが、以下の手順通りに進めれば大丈夫です。

APIキーを取得。Google AI Studioにアクセスし、「Create API key」ボタンを押して、表示された長い英数字(APIキー)をコピーします。このためのURLは、AI Direct Editorの設定画面に表示されています。

プラグインに貼り付け。WordPressの左メニューに出現した「AI Direct Editor」→「一般設定」を開きます。「Gemini (Text)」の欄に、先ほどのAPIキーを貼り付けて保存します。

これで、御社サイトでAIが執筆できるようになりました。

3. 実践:「全自動記事生成」のワークフロー

設定が終わったら、いよいよ記事作成です。投稿画面の右側に表示される「AI Direct Editor」のパネルを操作します。

① クエリ(キーワード)の入力

「[地域名] 不動産売却 相場」など、狙いたい検索ワードを入力します。

② ソースURLの指定(※ここで記事の信頼性が決まる!)

AIに「デタラメ」を言わせないための最も重要な工程です。

第1ソースとして、あらかじめGemini Deep Researchで作成した「捨てブログ」のURLを入れます。第2ソース以降には、国土交通省の地価公示サイトや、自治体の空き家対策ページなどのURLを追加します。

AIはこのURLの中身を読み取って記事を書くため、情報の正確性が劇的に向上します(実際には記事の内容を要約して理解)。

③ 記事の方針を設定

「都市計画法第29条による開発許可制度の概要を紹介。開発許可が必要となる面積などは表で解説。また、法32条、43条についても簡単に解説し、関連記事へ内部リンクを設置。」といった指示を入力します。

④ 全自動記事生成を実行

「全自動記事生成」ボタンを1回クリックするだけで、構成案・導入文・本文・まとめが数分で一気に作成されます。

4. 仕上げ:監修と公開(人間の役割)

AIが書いた記事を「そのまま」出すのは、プロとしてお勧めしません。

内容のチェック。地元の特定のルールや、自社ならではの強みが反映されているか確認し、適宜書き換えます。

写真の挿入。文章の合間に、自社で撮影した店舗写真や、地元の風景写真を入れます。これにより「血の通った記事」になります。

ライター・監修の設定。ライター名は「○○不動産オウンドメディア編集部」、監修者は「代表取締役 ○○○○(宅地建物取引士)」のように記載します。

このように記載することで、読者とGoogleの両方から信頼される記事が完成します。

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