大手仲介業者のエース級営業マンをマッチングしてくれるタクシエ（TAQSIE）

不動産売却では、最終的に人の質がサービスの質を左右します。

多くの仲介業者は研修を通じて、従業員の知識や意識の向上を図っていますが、それでも、人によるブレが生じます。

この課題を解決するための、新しいサービスが「タクシエ（TAQSIE）」です。

タクシエには、大手仲介業者30社が、各社３名のエース級営業マンを選出し登録しています。その人材をユーザーとマッチングしてくれるのが最大のメリットです。

三菱地所グループTAQSIE（タクシエ）｜公式サイト

この記事では、タクシエというサービスが生まれた背景、そしてその特徴について詳しく解説します。

タクシエは、今のところ一都三県限定のサービスです。

タクシエは三菱地所系列が作った「理想の担当者」を見つけるサービス

不動産売却は、担当者の質に左右されます。

そこで、良くも悪くも人による影響が大きいことを逆手に取り「人から出発する」という、新たな視点で作られたのが「タクシエ（TAQSIE）」というサービスです。

エリアに精通し、経験が豊かで、人物も信頼できる。そういった担当者とのマッチングがタクシエの狙い、ということになります。

また、タクシエを利用するときは、次のような流れで担当者を見つけます。

タクシエ利用の３ステップ

• 会員登録

  簡単な個人情報と手持ち不動産についての情報を入力。




• AI査定から追加情報入力へ

  必須ではありませんがAI査定が可能なので、まずは試してみてください。




• 売却不動産に強い３人のエージェントから連絡

  入力情報を元に３人の担当者から連絡が入ります。ここから１人を選んでいきます。

詳しく見ていきましょう。

会員登録はスマホから簡単に行える

会員登録は数分あれば完了します。物件の大まかな情報と、連絡先情報などを入力します。

入力は快適に行えましたが、購入時の書類などが手元にあればスムーズかも？

「Web面談を希望しますか（任意）」という項目は「希望しない」にしておけばＯＫ。後から変更可能です。

会員登録（右上から）｜タクシエ公式サイト

登録後にメールが届くので、その中のリンクをタップしてパスワード設定などを行っておいてください。

コースを選択してAI査定を行う

会員登録が完了したら、「じっくり売却コース」と「スピード売却コース」のいずれかを選択し、追加情報を入力。その場でAI査定の結果を確認できます。

この場面では、通常「じっくり売却コース」を選んでください。じっくり売却でも、およそ３か月以内に成約することを目指します。

価格的には「じっくり売却コース」が確実に有利ですよ。

一方のスピード売却は、買取業者への売却となるため、相場価格より大幅に安くなってしまう点に注意が必要です（一般に７掛け程度）。

その代わり、スピード売却コースでは３日以内に３社から買い取り価格が提示されるという短期売却が可能です。

ここでAI査定の結果が見られるのは効果あり！　とくにマンションの査定は正確性が高いので、これを元に、後ほど届くエージェントの査定額を吟味することができます。

最も相性のいい担当者を選ぶ

この時点で、大手仲介業者30社のなかから選ばれた350人のエージェントのうち、マッチ度の高い３人が選出されます。

当該エリアでの取引経験が豊富で、得意な物件タイプも適合している担当者が選ばれるので、その点は大きなアドバンテージ。

この３人とのやりとりの中から、理想の１名を絞り込んでいきます。

各担当者のプロフィールや売却実績なども事前に公開されており、豊富な情報を元に売却担当者を選ぶことができます。

タクシエには一都三県の大手・準大手の30社が加盟

タクシエ最大のメリットは、30社におよぶ大手仲介業者にコンタクトできることにあります。

一般的な不動産一括査定サイトは、ほぼ中小業者しか加盟していません。そのため、査定の精度にはどうしても疑問が残ります。

そういった、ごく普通の一括査定サイトの現状については、以下の記事でレポートしています。

関連記事【ガチで売却！】不動産一括査定やってみたけど「ダメじゃん！？」

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上記の記事でもわかるとおり、中小業者の査定価格はとにかくバラつきが多く「どれが正解かわからない」「ちゃんとした査定ソフトさえ使っていない」というのが現状です。

この点、タクシエに参画する業者は、いずれもしっかりとした査定システムを使用し、根拠ある査定額を出してくれます。

その上で精鋭エージェント350名の中の３人とコンタクトできるという点が大きなメリットです。

三菱地所グループTAQSIE（タクシエ）｜公式サイト

AI査定のメリットを生かし「もっと高く売れたはず」という後悔をなくす

マイナビニュースの記事によると、不動産売却時の後悔トップ２は、

という２点。

不動産売却で後悔していること

余裕のある売却スケジュールを立てなかった	23.20%
売り出し価格を低めに設定してしまった	22.20%
念入りな情報収集を怠った	16.20%
買主との価格交渉で譲歩しすぎた	14.10%
査定額だけ見てよく検討せず仲介業者を決めた	10.10%
内覧時に印象をよくする工夫が足りなかった	6.10%
不動産会社・担当者を途中で変更してもらうべきだった	5.10%

価格設定に関しては、一般ユーザーの立場で「担当者が出してきた査定額が妥当なのか」を判断するのは困難です。

その点、まずAIによる相場査定を出してくれるタクシエの場合、その相場観をもとに「エージェントが出してきた査定のロジックは適切か？」と判断することができます。

とくにマンションの場合、AI査定でもかなり正確なので、十分な精度だと考えていいでしょう。

データ出典：マイナビニュース／株式会社Speeeの調査に基づく。

タクシエでできる。その他のメリット

三菱地所グループという信頼性の高い企業が運営し、大手仲介業者のみが参画しているタクシエには、以下のようなメリットもあります。

スマホで完結

ほとんどの相談はスマホのアプリから行えます。回答もすぐに寄せられるため、わざわざ店舗に出向く必要がなく、仕事が忙しい方でも安心して利用できます。

様々なニーズに対応

住み替えや相続など、様々なニーズに対して、最適なエージェントを紹介してくれます。また、不明点はアプリのチャットから尋ねることができます。

アフターも安心

大手仲介業者ばかりなので、アフターサービスも安心です。会社にもよりますが、万が一買主と法律上の争いが生じた場合に保証してくれるシステムなども用意されています。

また、大手業者はコンプライアンスについてもしっかりと対処しています。

筆者はエディターとして大手仲介業者のサイト立ち上げに参加したことがありますが、コンプライアンスに関するきめ細かな配慮に感心しました。

それ以来、やはり大手のコンプライアンス意識は高いということを実感しています。

信頼性の高いエージェント＋査定システムで「確実に短期売却」

不動産売却の後悔トップ１の「売却スケジュール」の問題。この点も大手仲介業者であれば、確実に成約を決めていく力があり「期限内での売却」を期待することができます。

また一般に、不動産の売却査定では、本来「３か月以内に成約できる価格を提示する」ことになっています。

さらに、地域に精通し、信頼性の高いエージェントであれば、成約までのスケジュール感を正確に提示してくれるはずです。

とくに住み替えの場合、手持ち物件の売却スケジュールの確実性は重要です。

唯一「エージェントを選べる」というサービス

ここまで見てきたように、三菱地所リアルエステートサービスが作った「タクシエ（TAQSIE）」というサービスは、業界でもほぼ唯一「担当するエージェントが選べる」というサービスです。

大手・準大手の信頼性が高い会社30社の中から選ばれた、トップ営業マン350人が在籍。その中でもマッチ度の高い３人から連絡をもらうことができます。

このメリットは、

という２点にあります。

三菱地所グループTAQSIE（タクシエ）｜公式サイト

信頼性の高い不動産売却を目指すなら、公式サイトを見てみる価値はあるでしょう。

首都圏限定だが、不動産売却に不安がある人は試してみたい

タクシエは2022年５月にサービスをスタートした、新しい取り組みです。今のところ対応エリアは一都三県に限られますが、このエリア内にある不動産の売却を考えている場合は、ぜひ利用してみてください。

今までの不動産売却で不満だった、価格の不透明性や、スケジュールの不安定感を払拭してくれる、安定感のあるサービスです。

運営会社情報

商号	三菱地所リアルエステートサービス株式会社
資本金	24億円
設立	1972年12月20日
本社	〒100-0004 東京都千代田区大手町1-9-2 大手町フィナンシャルシティ グランキューブ11階 （03）3510-8011（大代表）