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ウクレレで弾く斉藤和義「歩いて帰ろう」(無料PDFコード譜+動画)

この記事では、斉藤和義さんの名曲「歩いて帰ろう」の弾き語りを練習し、最終的には完コピをめざします。

この記事のポイント

弾けるとかっこいい、おすすめの楽曲です!

ウクレレ歴3か月以上の人向け

コード1つ1つはそこまで難しくないのですが、曲を通すと案外難しいので、超初心者の人向けではなく「ちょっと弾ける人」向けです。レベル的には古川先生のウクレレ講座を3か月修了した人なら弾けそうな感じです。

LINK古川先生のウクレレ講座|公式サイト

Step1「歩いて帰ろう」のコード譜(PDF)ダウンロードと弾き方

斉藤和義さん本人のライブ映像を見ても、弾き方は案外いろいろです。ここでは、

  • ウクレレでもロックっぽく弾きたい
  • 原曲の雰囲気が出せるコード進行でがんばりたい

という方針で考えました。

まずは以下のボタンからコード譜をダウンロードしてください。

「歩いて帰ろう」コード譜ダウンロード

全体のストロークパターンはロックな8ビート

斉藤和義さん自身、いろんなストロークパターンで弾いています。なので、どれが正解というのはないと思いますが、ここではYouTubeに残っているライブ映像のパターンでいってみました。

ロックぽいパワフルなストロークでいってみましょう。

いかにもロックな、すべてダウンストロークの8ビートで裏拍にアクセントを置いています。

この図のような感じで、ダウンストロークのみ弦に当てて音を出し、アップストロークは空ピック(弦に当てない)で音を出しません。そうすると全部ダウンストロークで力強く刻む感じになります。

斉藤和義さん自身、このストロークで演奏しています(違うストロークのこともあります)。

裏拍の音は極力カットしています。カット(カッティング)というのは「チャッ」と短く音を切ることで、動画ではコードを押さえる右手の力を「ふっ」と抜くことでカットしました。Bbの後のCをハイコードで弾いているのはそのためで、BbとCを同じ感じでカットしようという意図です。

イントロとアウトロは「あの」リズム

「歩いて帰ろう」といえば、このリズム。イントロとアウトロは上のようなストロークパターンで弾いています。

この動画のイントロ・アウトロ部分は、リズムキープが難しく、筆者もよれています。ドラムを聴きながらがんばりましょう。

なみのおと音楽教室ののりこ先生にダメだしされましたねー。

余力がある人はメトロノームを使って練習するのがおすすめです。

出てくるコードは難しくないですが数が多めです

「歩いて帰ろう」のこのバージョンで登場するコードは上の通り。難しいコードはないのですがコードチェンジが多く、曲のテンポで弾こうとすると詰まってしまうところがあります。

最初は弾けるテンポでゆっくり練習するのがおすすめです。

曲を通してゆっくりめに弾けるようになったら、徐々にスピードを上げていきます。そうすると変なクセがつきにくく上達するといわれています。

クリシェの部分はコツがあります

一番難しいのは Dm DmM7 Dm6 Dm7 と速いコードチェンジが続くところです。ここはコツがあるのでがんばって弾いてください。

中指だけで2本の弦を押さえる

まず、Dmを弾く時点から写真のように中指の第一関節で3弦と4弦を両方押さえておきます。薬指が自由になるので、DmM7、Dm6、Dm7とチェンジする時に、薬指で1弦の4フレット→3フレット→2フレットを押さえていきます。

1弦4フレットは小指で押さえてもいいと思います。

このようなコード進行をクリシェといいます。コードの中の1つの音をずらしていくことでコード進行に変化を付けているのですが、だいたいの曲でクリシェが出てきたら、ウクレレ的には「聴かせどころ」です。

ポイントは1弦の音が、ラ→ド#→ド→シと変化していくので、ストロークする時に1弦めがけて当てていくこと。

ここが決まればかっこいいと思います。

原曲ではベースがレ→ド#→ド→シと下がっていく所です。ギターだと低い音があるので似たような弾き方ができますが、ウクレレにはベース音が存在しないのでクリシェで近い雰囲気を出しています。ここはけっこうキモだと思います。

マイナスワン動画で練習

なんとなく弾けてきたら、上のマイナスワン動画に合わせて練習するのがおすすめです!

この動画でいちばん難しいのは、 |Dm|DmM7|Dm7|Dm6| と進行するクリシェの部分。ただ、全部オープンコードですし、ポジションチェンジもなく、イメージほどの難関ではありません。

楽しく練習して、弾けたら気持ちいい部分です。

うまく弾けない場合のヒントとおすすめ教材

この記事で配布しているコード譜がうまく弾けない場合は、ウクレレの通信講座で基礎を見なおすのがおすすめです。自己流の部分を改善すると、意外と簡単に弾けることも多いからです。

とくに古川先生のウクレレ講座なら「弾き方がわからない」という時に何度でも質問できるフォロー態勢が組まれています。

実は楽器の練習でうまくいかない原因は「ちょっとしたことが分からない」だけ。その点、古川先生のウクレレ講座は、LINEでもメールでも電話でも質問できてしまいます。しかも回数無制限です。

筆者も中学時代ウクレレに挫折し、高校の部活で先輩たちに不明点を解決してもらい、ギターやウクレレが弾けるようになりました。

そんな「先輩がいる」かのようなウクレレ講座。伸び悩んでいる初心者の方におすすめです。

ウクレレを持っていない人は楽器セットも選べます。

筆者も研究のために受講しましたが「この教材で3か月みっちり練習したら、かなりうまくなる」と感じました。

Step2「歩いて帰ろう」を斉藤和義風にがっちり弾いてみる!

ライブバージョンではこの動画が一番かっこいいと思うので、ぜひこれでいってみましょう。コード譜はJ-Totalmusicで見ることができます。

パソコンを持っている人はChordPadという無料ソフトをダウンロードすると、一発でコード譜を作って印刷できます(おすすめです)。

パソコンが手元にない場合は、スマホやタブレットにU-FRETアプリを入れるのがおすすめです。

動画のような感じで弾くコツ!

この動画はかなりテンポが速く難しさがアップしています。最初は上に掲載した練習動画のテンポでワンコーラスがっちり練習するのがおすすめです。

そしてワンコーラス弾けるようになってから挑戦すると、おそらく何とかなるはず。

また、斉藤和義さんもこの動画のライブ時にはすべてダウンストロークの8ビートで、裏拍にアクセントを置いて弾いています。けっこうパワフルに聞こえます。

このあたり、動画を見ながらマネしてみてください。

あとは、さっきクリシェで弾いた部分ですが、J-Totalmusicなどのコード譜ではオンコードになっています(|Dm |DmonC# |DmonC |DmonB |となっているところ)。ウクレレではオンコードは弾けないので、やっぱりクリシェでDm DmM7 Dm6 Dm7と弾くのがいいと思います。

オンコードは分数コードともいいます。「DmonC」だと「Cをベース(一番低い音)にして弾いてください」という意味です。ギターやピアノなら弾けますが、ウクレレでは弾けないので、一般的にこの部分は無視して普通にDmを弾きます。

「歩いて帰ろう」ってどんな曲?

「歩いて帰ろう」は斉藤和義さんの4作目のシングルで、1994年に発売されました。子ども向け番組「ポンキッキーズ」のオープニング曲として採用され、一気に人気が出ます。

その後もサントリー「ウイスキー膳」のCMやスズキの自動車「ラパン」のCMにも採用され、現在にいたるまで人気が続いています。

甲斐よしひろさん、つるの剛士さん、クレモンティーヌさん、絢香さん、MOOMINさんなどそうそうたるアーティストにカバーされていて、いろんなバージョンが楽しめるのも魅力のひとつ。この記事のようなロックっぽい演奏に限らず、ボサノバ風などさまざまなアレンジで弾いてみても楽しそうです。

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