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【初心者向け】ウクレレのコードの押さえ方。きれいに鳴らすコツ

ウクレレでコードを押さえるには、コツがあります

この記事では、ウクレレ初心者が最初に覚える4つのコードを練習します。

C、F、G、G7を覚えるよ!

たった4つのコードを覚えるだけで「日曜日よりの使者」「ラ・バンバ」などの人気曲を演奏できます。

ウクレレのコードの押さえ方「超初心者編」

「これからウクレレを弾く」という人は、最初に4つのコードC、F、G、G7を覚えましょう。

キーC(ハ長調)でものすごくよく出てくるコードばかりなので、この機会に覚えておくと、必ず役に立ちます。

全てのコードに共通する押さえ方のコツは、左手の指の第一関節を立てるように意識すること。

こうすると他の弦に触れにくくなり、きれいな音が鳴ります。

コードCの押さえ方

コードCはダイアグラム(コードの図解)で表すと上の図のようになります。

コードCを実際に押さえると写真のようになります。薬指でウクレレの1弦(ウクレレを持った時一番下にくる弦)の3フレットを押さえます。

コードダイヤグラムの見方については、以下の記事で詳しく解説しています。

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コードFの押さえ方

コードFのダイアグラムを見ると、Cと違って2つ押さえる場所があることがわかります。

このように、人差し指で2弦の1フレット、中指で4弦の3フレットを押さえます。

人差し指が寝てしまうと1弦に触れてしまい、きれいな音が鳴りません。第一関節を立てるように再確認しましょう。

コードGの押さえ方

コードGは3本の指で3か所を押さえるので、少し難易度が上がります。

押さえ方は写真のように、3弦2フレットを人差し指で、2弦3フレットを中指で、1弦2フレットを薬指で押さえます。

きれに音が鳴らない時は、やはり各指が他の弦を触っていないかをチェックします。

コードG7の押さえ方

コードG7はGと同じく3か所を押さえるコードフォームです。

このように、3弦2フレットを中指で、2弦1フレットを人差し指で、1弦2フレットを薬指で押さえます。

GとG7では、人差し指と中指が入れ替わる形になります。

基本のコードを覚えたら、かんたんな曲を弾いてみましょう!

「ハッピーバースデー」で弾き語りを練習

ここまで練習してきたコードのうちC、F、G7の3コードで弾ける「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」を練習してみましょう。

動画で弾き方をチェックしたら、下のボタンから楽譜をダウンロードして弾いてみてください(PDF)。ポイントは3拍子なので、「ジャンジャンジャン」「ジャンジャンジャン」と、1小節あたり3つストロークすること。友人知人の誕生日に役立つ曲なので、ぜひ練習してみてください。

「ハッピーバースデー」楽譜ダウンロード

うまくいかないかもしれませんが、最初は弾けないのがあたりまえ。この記事を読みすすめると、ウクレレのコード伴奏がうまくできるさまざまなコツを紹介しています。

楽譜はPDFなので、印刷して使えます!

うまく弾けそうだ! と感じたら、以下の記事で他の曲も練習してみてください。「ラ・バンバ」「日曜日よりの使者」など、少ないコードで弾けるカッコいい曲の楽譜をダウンロードできます。

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コードチェンジがうまくいかない時(左手のコツ)

コードチェンジがうまくいかない時は、ウクレレの持ち方(構え方)を再確認しましょう。

特に左手の親指と人差し指でネックを支える事もポイントです。

コードによっては無理な場合もありますが、基本は上の写真のように左手の親指と人差し指のつけねでネックを支えるようにします。

左手でネックを支えた状態でコードを押さえるようにしましょう。ネックを支えていないと、コードチェンジのたびにウクレレが不安定になります。

少し慣れてきたらテンポを保ってコードチェンジできるように練習するのがおすすめ。最初はゆっくり、メトロノーム(アプリでもOK)にあわせて弾いてみましょう。

うまくいかない場合はストラップを使うという手もあります。ストラップがウクレレを支えてくれるので、少し安定感が出ます。

コードが押さえられない時の7つのコツ

最初からうまく弾ける人の方が少数派。練習の中で以下の7つのチェックポイントを意識しながら、徐々にいい音が出せるようにスキルアップしましょう。

親指はネックの真裏に当てる

親指をネックの裏に当てるように意識

とくに最初のうちは、親指をネックの真裏に当てておくことを意識してください。

親指をネックの上に出してしまうと手首がペタッと寝てしまい、不要な弦に触れやすくなります。

プロでも親指をネックの上に出す人がいるのですが、ジェイク・シマブクロさんや鈴木智貴さんなどはネックの裏に当てています。

左手の手首は少し前に出す

左手を自分の方に引いてしまわないよう意識

左手の手首を手前に引いてしまうと指先が寝てしまうので、写真のように少し前に出すように意識してください。上で解説した親指のポジションに加えて、手首をちょっと前に出す意識で弾くと、きれいな音が出やすくなります。

親指をネックの上に出していると、手首を前に出しにくくなるんですよね。

フレットの近くを押さえる

音がビビる(ビリビリと変な音が鳴る)原因のひとつは、フレットから遠い場所を押さえていること。

フレットから遠い場所を押さえると、上の写真のように弦がブレてしまいます。そのため、音がビビることにつながります。

このようにフレット近くを押さえるとビビることがなくなります。

難しいコードでは理想通りにいかないこともありますが、CやFなどではぜひフレット近くを押さえるよう意識してください。

指を弦と平行にする意識

なるべく指を弦と平行にする

指が他の弦に触ってしまうことを防ぐには、できるだけすべての指を弦と平行にするのが効果的です。

写真右の方は指が弦と平行に近くなっている

写真左のように手首が弦に対して直角になっていると、少し指が寝てしまっただけで不要な弦に触ってしまいます。

写真右のように手首を回転させると、少し指が寝たとしても他の弦に触りにくくなります。

弦をずらしてしまっていないか確認

弦をずらしてしまっているNG例

写真のように弦を指板上でずらすと音程が変わってしまいます。コードを弾いた時に違和感が感じられるため、弦を上下にずらさないように気をつけましょう。

上の写真をよく見ると、指に力が入り、弦が上の方に少しずれてしまっています。

多少は仕方ないのですが、できるだけ避けるように意識するときれいに弾けます。

爪が伸びていないかも確認

爪が伸びていてうまく弾けない……というのも意外とよくあります。指の形にもよりますが、少し伸びているだけでぜんぜん音が出ないこともあります。

ウクレレを弾く時は、左手指の爪をいつもきれいに切っておくのが理想です。

ウクレレケースに爪切りを常備している人もいますね。見習わないと…。

押さえられているかをアルペジオで確認

アルペジオというのは分散和音のことで、コードを1音ずつバラバラに弾くこと。

最初は親指でぽろん、ぽろん、ぽろん……と弾いていくだけでもOKです。

アルペジオを弾いてみると「どの音が鳴っていないのか」がわかり、対策が立てられます。

少し詳しいアルペジオの弾き方は、以下の記事で解説しています。

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(番外編)基礎練習を続けるのもおすすめ

毎日5分ずつ、基礎練習をしてみるのもおすすめです。コツコツ続けると、意外とすぐに「うまくコードチェンジができるようになってきた!」と実感できます。

上の動画はCのカノン進行の例です。

|C |G |Am |Em |F |C |F |G |

このコード進行を毎日5分ずつ弾くだけでも、一般的なコードはスムーズに押さえられるようになるはず。いつもウクレレを手元に置いておき、空いた時間にちょっと弾くだけでも違いが実感できます。

これを用意しておくといいですよ

そのほかの基礎練習について、詳しくは以下の記事で解説しています。

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安いウクレレが原因の可能性は?

もしかして、今使っているウクレレが3000円くらいの激安品だとしたら、それがうまく弾けない原因かもしれません。ここでは、安いウクレレの代表的な問題点をリストアップしていきますが、もっと詳しく知りたい方は以下の記事を参照してみてください。

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弦高が低すぎる・高すぎる

弦高(げんこう)は、ウクレレの弾きやすさを左右する重要なポイント。一般的には12フレットの位置で2.5mm~3mmくらいがちょうどいいとされています。

弦高が3mmを大きく超えてしまうと弾きにくくなります。逆に弦高が低すぎる場合は、音がびびってしまう原因になります。「がんばって練習しているのに音がびびってしまう…」という場合は、弦高をチェックしてみてください。

弦高が高すぎる(低すぎる)ケースでは、ネックが反っていることも考えられます。

そもそも音程が狂っている

安いウクレレだと、ちゃんとチューニングをGCEAに合わせているのに、弾いてみるとぜんぜん音が合っていないことがあります。

フレット溝の切り方が悪いのかもしれません。

上の動画のように「ドレミファソラシド……」と弾きながらチューナーで音をとっていくと、そのウクレレがどれくらい音痴なのかが分かります。

参考までに、ウクレレでドレミを弾く方法は以下の記事で詳しく解説しています。

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オクターブピッチを確認

ウクレレが音痴じゃないかを確認するおすすめの方法は、オクターブピッチのチェック。開放弦の音をチューナーであわせ、続いて12弦を押さえて鳴らします。ちょうどオクターブ上の音を鳴らしていることになるので、この12フレットの音をチューナーで測ると「オクターブピッチがどれくらいずれているか?」がわかります。

高級なウクレレではわずかなズレに収まっています。

しっかりしたウクレレでもオクターブピッチはずれていますが、誤差はプラスマイナス5セントくらいです(1セントは半音の100分の1)。

ところが、あまり質が良くないウクレレではプラスマイナス50セントくらいズレていることもあります。こうなると、普通に弾くだけで違和感が感じられます。

あまりに安いウクレレの場合は、買い替えた方がいいかもしれません。

安いギアペグはむしろ問題

一般にストレートペグ(フリクションペグ)よりギアペグの方がいいのは確かですが、安いギアペグの中にはどうやってもチューニングがあわない物があります。

動きがカクカクしていて、合わせたい部分にほどよく停止してくれないのが原因です。

そういうウクレレだと、そもそもチューニングがあいません。どう弾いてもきれいな音が鳴らず、ウクレレ上達から遠ざかってしまう危険も!

およそ6,000円以上の予算で、なかりちゃんとしたウクレレが手に入ります。

安いけどおすすめのウクレレとは?

安いウクレレが全部ダメというわけではなく、予算7000円以上を確保して、評判がいいモデルをしっかり選べば大丈夫です。以下にリストアップしたウクレレなら、安くてもよくできています。

Enya EUS-25D

今最も勢いがあるブランドEnyaはコスパの高さが評判ですが、EUS-25Dは6000円を微妙に切る価格設定ながらしっかり作られています。

付属品も多く、買って損のない1台です。

enya
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Famous FS-1G

国産ウクレレ最安クラスのFamous FS-1Gですが、つくりはしっかりしており、音程も正確です。「ウクレレに2万円前後出せる」という場合は、ぜひこの楽器で練習をスタートしてください。

しっかりした楽器で練習すると、変なクセもつきませんし、なにより練習が楽しくはかどります。

FAMOUS
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Hanalei HUK-80

島村楽器オリジナルブランドHanaleiのソプラノウクレレ。筆者の感想では、国産のFamousとあまり変わらない完成度。弾きやすく、この価格にしては音も十分いいと感じます。

このモデル以上でトップの板が単板になるので、シリーズ中最もコスパが高いモデルといえます。

持った感じもしっかりしていて満足感のあるウクレレ
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