今回実施したアンケートの結果、ウクレレが「1か月以内に弾けた」と回答した人は全体の65.7%。その中で「1週間以内に弾けた」と答えた人が34%にのぼりました。
1か月もあればそこそこ弾ける!というフレンドリーさがウクレレの魅力。
ウクレレが弾けるまでのイメージをざっくりまとめると……
- ごく簡単な曲はその日のうちに弾けます
- 1か月あればスリーコードの曲がたくさん弾けます
- 2か月でかなり自由に弾き語りできるようになります
- 3か月めにソロ演奏に挑戦する人がけっこういます
こんな感じです。
ウクレレの独学については別記事「ウクレレを独学する方法と教材の選び方」で解説しました。
アンケート調査の結果を発表します!
ウクレレはどれくらいで弾けるようになるの?
そんな疑問に答えるため、当社では2021年9月にアンケート調査を実施しました。全国のウクレリスト108人に回答してもらった結果、ウクレレが弾けるまでに必要は時間は「1カ月」と判明!
65.7%と大半の方が「1カ月以内に演奏できるようになった」と答えてくれました。これはコード伴奏(弾き語り)の話ですが、ソロ弾きも半年以内にできるようになった人がほとんど。
調査概要
調査時期 | 2021年9月11日(土)~2021年9月22日(水) |
調査方法 | インターネット調査(自社HPおよびクラウドワークス) |
地域 | 全国 |
調査人数 | ウクレレ経験者108名 |
調査内容 | ウクレレがどれくらいで弾けたかを調査 |
では今回のアンケート調査結果をもう少し掘り下げてみて、みなさんウクレレがどれくらいで弾けるようになったのかを見てみましょう。
ウクレレ年齢は意外と幅広い!
年齢分布をみると30代が一番多いですが、40代や20代もあまり変わりません。20~40代という幅広い年齢層に愛好者が多く、50代もけっこういるようです。
最近のウクレレブームが、日本中の全世代に広がっていることがわかりました。
ウクレレ歴は3年以内がほとんど!
気になるウクレレ歴ですが80.6%の人が「3年以内」と回答。内訳を詳しく見ると、「1年以内」と答えた人が22.2%で最多でした。次に多かったのが「半年以内」の20.4%。
ウクレレを楽しんでいる先輩たちも、意外と最近始めたばかりなんですね。
コード伴奏は1カ月でできた人が最多でした
弾き語りなどのコード伴奏は「1カ月でできた」という人が65.7%。その中でも「1週間以上、1カ月以内」に弾けた人が最多の31.5%でした。
この記事では後ほど「これならたいていの人が1カ月で弾ける!」という、オリジナルアレンジの「La Bamba」の楽譜を掲載しています。
「経験ゼロでも1か月でこれくらい弾けるのかな」という、ひとつの判断材料になると思います。
ソロは半年以内に弾ける人が多いようです
ウクレレは簡単な楽器……とはいえ、みなさんソロが弾けるまでには、もう少し時間がかかっています。39.8%の人が「半年以内に弾けた」と答えており、どうやら「半年」というのがひとつの目安になりそう。
最初の1カ月、2カ月はコード伴奏の練習をして、そこからソロ弾きに取り組むと約半年で弾けるようになる……というのがよくあるパターンです。
この記事では「これならたいていの人が半年以内に弾ける!」という、オリジナルアレンジの「Spanish Fandango」の楽譜がダウンロードできます。
1カ月で弾き語りできる難易度の曲はこんな感じ?
まったく初めて弦楽器に触れる人でも「1カ月以内に弾き語り・コード伴奏ができる」楽曲とは、どれくらいのレベルでしょうか? なみのおと音楽教室ののりこ先生に、簡単なのにカッコいい、オリジナルアレンジの楽譜を作ってもらいました。
この記事では、コードが3つしか出てこないのに演奏したらそれっぽい雰囲気の「La bamba(ラ・バンバ)」を「誰でも1か月で弾ける曲」として紹介しています。
「La Bamba」は1987年の大ヒット映画「ラ・バンバ」で有名になった楽曲です。
経験ゼロから1か月で弾ける「La Bamba」はこれくらい
C、F、Gのスリーコードで反復記号なし! サイズ(曲の長さ)も短めにした、簡単アレンジの「La Bamba」なら、まったくの初心者でも1か月で無理なく弾けます。
気になる人は下のボタンから楽譜をダウンロードして、弾き方解説動画を見ながら練習してみてください。
楽譜「ラ・バンバ」ダウンロードもっとコード演奏を練習したい人におすすめの記事
コード伴奏を基礎からがっちり練習してみたい方には、以下の記事をおすすめします。
上記の記事では、コードチェンジや難しいコードの押さえ方がうまくなる基礎練習の仕方を解説しています。
半年でソロが弾ける難易度の曲はどれ?
今回の調査結果では「半年以内にソロが弾けた」という人が最も多い39.8%を占めました。こちらも「では、どれくらいの難易度だったら半年で弾けるの?」という点が気になりますよね。
そこで、「大人のウクレレ入門」オリジナルアレンジの「Spanish Fandango」の楽譜を用意しました。
楽譜「Spanish Fandango」ダウンロード上のボタンからPDFの楽譜をダウンロードして練習してみてください。
経験ゼロから初めても、これくらいなら半年で弾けると思います。人によっては1か月くらいで弾けてしまう難易度です。
こちらはのりこ先生ではなく僕がアレンジしています。何か間違いを見つけたらこっそりお問い合わせ窓口からメールください(汗)。
「Spanish Fandango」について
この曲はイギリス出身のアメリカ人Henry Worrall(ヘンリー・ウォレル)によって19世紀半ばごろに作曲されました。その後、チェット・アトキンスやエリザベス・コットンなど、多くのアーティストにカバーされた人気曲です。
独学で続かない場合は教室?通信講座?
もしここまで読んでみて「ちょっと自信がない」「わからないところを誰かに教わりながら練習したい」と思った場合は、古川忠義先生のDVD講座をおすすめします。
無理のないステップを踏んで人気曲を演奏
古川先生の講座では、簡単な曲のコード伴奏からスタートし、1カ月くらいで「ルージュの伝言」など人気曲の演奏に入ります。
「たいていの人が1カ月で弾き語り・コード伴奏できる」という調査結果と一致するのがすごいですよね。たくさんの生徒を指導した古川先生は、どれくらいの進め方で指導するのがベストかちゃんとわかっているようです。
その後「翼をください」「贈る言葉」などを練習した後、3か月目からいよいよソロ弾きの練習にはいります。
確かに1か月でコード弾き、半年以内にソロ弾きができるカリキュラムです。
この流れで練習すれば、確かに無理なく、確実にステップアップできそうです。
誰も落ちこぼれさせないサポート体制
この講座の最大の特長は、手厚いサポート体制です。
毎日のように古川先生からのメールが届き、練習ペースを作ってくれますし、そのメールに返信すると疑問点に答えてもらえます。
また、LINEで友達登録しておけば「ここはどう弾くんだろう?」と悩んだ時に、ちゃんと答えが返ってきます。
価格は32,780円ですが、教室に1年通うことを考えると、半額から1/4くらいの費用ですみます。
しかも教えてくれるのが、あのスーパーギタリストの古川忠義先生。講師の質は最高クラスです。
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教室に通うのは古川先生の講座を終えた後がおすすめ
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そこで、まずは通信講座で基礎を学んでください。そうすれば、ウクレレ講師を見分ける目も養われます。
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今から始めれば、半年後のあなたは「ウクレレ教室を見分ける目」もしっかり備わっています。
その時、自分にベストな教室選びが、きっとできるはずです。
「大人のウクレレ入門」もぜひご愛読ください
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