広告 ウクレレ初心者

ウクレレ初心者の「何から始めればいい?」を解決。買うべき用具と練習法

この記事では、ウクレレ初心者が練習をスタートするための知識を紹介していきます。

おすすめ練習ステップ

  1. 楽器としてしっかりしたウクレレを選ぶ
  2. 最初はコード(和音)の弾き方を覚える
  3. 次に29個のコードを覚える(これだけでたくさん弾けます)
  4. より複雑なコードで弾き語りできるように練習
  5. 弾き語りをマスターしたらソロに挑戦

多くの教材でも、このようなステップで練習していきます。

まだウクレレを持っていない人はこのすぐ下から、ウクレレを持っている人は「ウクレレ初心者が1時間で1曲弾ける練習方法」から読み進めてください。

ウクレレ教室に通うより安く、しかもしっかりと指導してもらえる教材を探している場合は、以下の記事も参照してみてください。

日本で受講可能な全通信講座

初心者におすすめのウクレレは「予算7000円~」

トップにマホガニー単板を使用したEUS-25D

ウクレレ初心者が最初に購入する楽器として、ほとんどの人がすすめるのはソプラノサイズのマホガニー製ウクレレです。

ソプラノは最もスタンダードなサイズであり、マホガニーは安くてすぐれた木材だからです。

テッパンおすすめモデル

7000円でこのクオリティはすごいです。

最初の一本に「マホガニー材のソプラノサイズ」を選ぶ理由

マホガニーのソプラノウクレレ

ウクレレに使用される木材は、ギターよりも多種多様です。

しかし、最もスタンダードな木材を3つあげるとすれば、ウクレレ発祥の地ハワイで愛されているハワイアンコア、アメリカ本土で使われ始めたマホガニー、そしてギターにも使われてきたスプルースです。

その中でも、ウクレレらいサウンドで、価格も手頃で選びやすいのがマホガニーです。

初めてのウクレレ選びについて、詳しくは以下の記事で解説しています。

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ウクレレの主要3サイズとは?

ウクレレのサイズ(ソプラノ・コンサート・テナー・バリトン)
ウクレレのサイズの違い

ウクレレの主要サイズは、ソプラノ、コンサート、テナー、バリトンの4種類です。

しかし、通常のチューニングで演奏するモデルに限ると3つになります。

ソプラノ、コンサート、テナーの3サイズは全て同じチューニング(レギュラーチューニング)で演奏できるため、これらが最も基本的な主要3サイズとされています。

なかでも、ソプラノサイズは最もスタンダードで流通量が多く、手ごろな価格のモデルが多いため、初心者にとってもっともおすすめのサイズです。

ウクレレのサイズと選び方について、詳しくは以下の記事で解説しています。

木材で音が変わる?おすすめのウクレレ用材は?

ここまで「初心者向けとしては、マホガニーがおすすめ」と説明してきましたが、ウクレレには多種多様な材が使用されます。

また、単板(無垢材)か合板かといった違いもあり、余裕があれば木材による音の違いなども知っておくほうがいいでしょう。

今後ウクレレを選ぶ際の、ひとつの基準になります。

ウクレレに使われる木材については、以下の記事で詳しく解説しました。

ウクレレ選びはここに注目!

米国の大手ギター・ウクレレメーカーFender社の調査では、「楽器を実店舗でなくオンラインで購入する人が多い」と判明しています。

もしウクレレをオンラインで買う場合は、たくさんの人がすでに使っていて、みんなが「これはいい」といっている楽器を選んでください。

オンラインの場合、試奏できないので、定番から選ぶのが鉄則です。

以下の記事では初・中級向けのソプラノウクレレを特集しました。この中から選べば、オンラインで購入しても失敗する確率が少ないはずです。

実店舗で見て買う場合は?

しかし、もし店頭でウクレレを購入する場合、まだウクレレを弾けないとしても、一度は手に取ってみることをおすすめします。

遠慮して触らずに買ってしまう人もいますが、以下の2ポイントに絞ってしっかりと見ておくと安心できます。

  1. 12フレット付近での弦高
  2. 指板脇やフレット端の処理

フレットと弦の間隔をチェック

上の写真のように、12フレットで確認してみて、1円玉が2枚入るくらいの間隔になっていればほどよい弦高です。

指板脇の処理

写真のように、指板の脇をチェックしてみて、引っかかりがないか確認してみてください。安い楽器では、こういった部分の処理で手抜きをしていることがあります。

その他の「買ってはいけないウクレレを見分けるためのチェックポイント」は、以下の記事で解説しました。

ウクレレ初心者が1時間で1曲弾ける練習方法

ここからは、実際にウクレレに触ってみて「1時間で1曲弾いてみる!」という、最初のステップに挑戦します。

以下の手順で進めていきましょう。

  1. チューニングする
  2. ウクレレの持ち方を覚える
  3. コードCの押さえ方をマスター
  4. 「かえるのうた」を弾いてみる

あとで楽譜ダウンロードも出てくるので、パソコンの方はプリントすると便利です。スマホの場合は画面で読めます。

今すぐできるウクレレのチューニング方法

ウクレレのチューニングは、道具がなくてもスマホがあればできます。上の動画で紹介しているGoogleチューナーなら、アプリも不要で、今すぐチューニングできます。

動画を参考に、各弦の音を上の図のように合わせてください。ウクレレを持った時、自分に一番近い弦が4弦です。

4弦から順にG、C、E、A(ソ、ド、ミ、ラ)の音に合わせればOKです。

もしうまくチューニングできない場合は、以下の記事を参照してみてください。詳しい解説記事を掲載しています。

ウクレレの持ち方・弾き方の基本

右ヒジでボディをしっかり押さえるのがコツ

ストラップなしでウクレレを弾くときは、まず右ヒジでウクレレのボディを押さえて、しっかりと支えます。

ゆるレレ
ゆるレレ
右ヒジでウクレレを支えることができれば、左手が自由になり弾きやすくなります。

また、右手でストローク(ストラム)するときは、手首を回転させる動きで弦を弾きます。

ギターはヒジを支点として腕を大きく振りますが、ウクレレでは手首を支点にストロークします。

ストロークの右手の形はいろいろありますが、まずは基本形を覚えましょう。

右手の小指や薬指をウクレレのボディ下部にそっと添えて支えにします。そして親指でポロンとストロークするのが、一番簡単な弾き方です。

ウクレレのストロークについて、より高度な弾き方は以下の記事で解説しています。

また、ストロークする時に右手の指が引っかかる人は、以下の記事を参照してください。

Cのコードを押さえてみる

左手はメロディーを弾いたり、コードを押さえる役目をもっています。通常、最初はコード伴奏(弾き語り)の練習をするので、この記事でもコードを押さえてみましょう。

コードは和音のことで、ウクレレではCのコードがよく出てきます。またCは最も簡単なコードのひとつなので、そこから練習してみましょう。

Cのコードは上の写真のように押さえます。コードを図で表したものをコードダイヤグラムといいますが、Cのコードダイヤグラムは以下のようになります。

実際のウクレレは下が1弦、ダイヤグラムの上が1弦です。

ゆるレレ
ゆるレレ
ダイヤグラムでは上が1弦という点は、慣れるまでとまどうかもしれません。

慣れてきたら下の記事で29個のコードを覚えると、レパートリーがものすごく増えます。

上にリンクした記事では、コードダイアグラムと実際に押さえた写真で、絶対マスターしたい29個のコードの弾き方を解説しています。

「かえるのうた」楽譜ダウンロード

この記事ではウクレレ初心者の練習ステップを解説していますが、ここまでで……

  1. チューニングができた
  2. ウクレレの持ち方がわかった
  3. Cのコードが押さえられる

というところまで練習しました。

実はこれだけで1曲弾けてしまいます。

コードCだけで演奏できる「かえるのうた」の楽譜をダウンロードして練習してみましょう。

「かえるのうた」楽譜ダウンロード

パソコンで見ている方は楽譜をダウンロードして印刷できます。スマホで見ている方はスマホ内部に保存できますし、コードはCだけなので、楽譜なしでもなんとかなります。

上の参考動画にあわせて弾いてみると、すぐに1曲弾けるはずです。

ゆるレレ
ゆるレレ
この曲なら、ウクレレが初めてでもなんとかなりますね。

こんな感じですぐに弾けてしまうウクレレは、初心者にとって敷居が低く始めやすい楽器です。もう少し本格的な曲を演奏してみたい、と思ったら、以下の記事をおすすめします。

次のステップ「弾き語りをマスターして自由に演奏する」

ここまでで、ごくごく簡単な弾き語りを1曲だけマスターしました。

この後も、まずは「弾き語り」を練習し、次に「ソロ演奏」に進む……というステップが一般的です。

弾き語りをマスターする前に、以下の記事でコードの押さえ方を確認しておくと、スムーズに練習を進めることができます。

29個のコードを覚えてウクレレの楽譜を攻略

「ゆるレレ」では、なみのおと音楽教室の協力を得て、ウクレレ初心者が最初に覚えたい29個のコードを厳選しました。

ウクレレは音域が限られるため、ハ長調(キーC)またはヘ長調(キーF)の楽譜が多く、出てくるコードの種類がある程度決まっています。

そのため、以下の記事で紹介している29個のコードを覚えるだけで、たくさんの曲を演奏することができます。

上記の記事では、「花 ~すべての人の心に花を~」「日曜日よりの使者」「ナウシカ・レクイエム」など、少ないコードでもかっこよく弾ける11曲を紹介しています。

まずは簡単なコードで弾ける曲から練習を進めていき、少しずつ複雑なコード進行の楽曲にチャレンジしてみてください。

その後のステップ!自分にあった教材・教本の選び方

ウクレレは比較的とっつきやすい楽器なので、独学することも十分に可能です。当社のアンケート調査でも、だいたい1~3か月あれば弾けるようになるとわかっています。

ウクレレが弾けるまでを調査

ただし、楽器経験があるかないか、まわりに弾き方を教えてくれる人がいるかどうかという条件によって、どんな教材を選べば良いかが変わってきます。

全く楽器経験がなく、周りに教えてくれる人もあまりいない場合は、以下の記事から、評判の良いウクレレ通信講座を試してみてください。

コツは「質問にしっかり答えてくれる講座を選ぶ」こと

楽器経験がある人、もしくは楽器経験がなくても周りにウクレレを教えてくれる人や質問できる人がいる場合は、良質なテキストや教本だけで独学し自習することもできます。

以下の記事では、ウクレレの教本をタイプ別に分類し、おすすめをピックアップしています。

自分にあった教本を選んで!

もし、ウクレレ教本のおすすめを1冊だけあげるとしたら、阪南ウクレレ部でもテキストとして採用している「はじめよう!ウクレレ」がおすすめです。

阪南ウクレレ部のテキスト

この本はやや進み方が早く、楽器経験ゼロの人には向かないかもしれませんが、キヨシ小林さんアレンジの練習曲で、楽しくウクレレのテクニックを学ぶことができます。

ウクレレソロに挑戦するためのガイド

ここまでは、主にウクレレで伴奏をしながら歌う「弾き語り」というテクニックについて解説をしてきました。しかし、クラシックギターのようにウクレレ1本で伴奏からメロディまでを弾きこなすこともできます。

しかもウクレレの場合、ギターのような弾き方もできますし、「ジャカソロ」という独特の演奏法もあります。そのため、極めようとするとかなり奥が深いジャンルです。

とはいえ、ほとんどのウクレレ通信講座ではソロ弾きの基本までマスターできるので、ぜひ練習してみてください。

おすすめウクレレ通信講座

ソロに特化した初心者向け通信講座もあり

現在、日本で受講できるウクレレ通信講座は7つありますが、その中で1つだけ、「全くの初心者がソロを弾く」という内容のウクレレ通信講座があります。

逆にソロ以外弾けないという弱点もあるのですが、「ソロさえ弾ければOK」という人には、ある意味最速の練習法といえるかもしれません。

ただし、やや特殊な練習方法を採用しているので、応用が効かない点に注意が必要です。

ソロ重視の人向けのおすすめ教本をピックアップ

全く初心者の人向けの、ソロ重視の教本が最近発売されました。

ウクレレプレイヤーとして有名な鈴木智貴さんが書いた本で、ウクレレの超基本からスタートしつつ、すぐにソロの練習に入るという内容です。

楽器の知識ゼロの方だと、ちょっと敷居が高いかもしれません。しかし、一度書店で内容を確認してみてもいいと思います。

まとめ「3か月でしっかり弾き語りできる練習方法」

この記事では、ウクレレ初心者が練習をスタートするための知識を紹介してきました。

まとめると…

  1. 楽器としてしっかりしたウクレレを選ぶ
  2. 最初はコード(和音)の弾き方を覚える
  3. まずは29個のコードを覚える(これだけでたくさん弾けます)
  4. 弾き語りをマスターしたらソロに挑戦

こんな順序で練習するのがおすすめです。

一般的なウクレレ通信講座でも、同じステップで練習を進めていきます。

ウクレレ通信講座全レビュー

練習の進め方としては、「楽器初心者ならウクレレ通信講座」「楽器経験者なら市販のウクレレ教本」と切り分けると失敗がないでしょう。

タイプ別おすすめ教本

お好きなウクレレ通信講座をマスターするか、教本を2~3冊練習し終えたら、あとはウクレレ教室に通ったり、ウクレレサークルを見つけたり、やりたい事を探してみてください。

当サイト「ゆるレレ(大人のウクレレ入門)」をたまにのぞいてみると、新しい楽譜がアップされていたりします。

以下の記事も、よろしくお願いします。

今月の無料楽譜

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