この記事では、PDFのコード譜+オリジナル動画でウクレレのカッティングを練習します。カッティングは、コードを弾きながら「チャ!」という音を入れる、あの弾き方です。
今回はキーCにしたので、かんたんコードで弾けます!
「チャ!」という音を鳴らすカッティング、別にやらなくてもOKです。普通に弾くだけでも楽しめますが、カッティングができるとより楽しく弾けますよ。
普通に弾くならウクレレ歴1か月くらいから弾けます。少し慣れてきた人はぜひカッティングで。
動画+PDFのコード譜で「おどるポンポコリン」を練習!
ワンコーラス弾いているこの動画と同じ長さのコード譜(PDF)を、以下のボタンからダウンロードできます。
「おどるポンポコリン」コード譜パソコンの方はダウンロードしてプリントして利用すると便利です。スマホやタブレットの場合は画面に表示して、それを見ながら演奏できます。
スマホだと小さくて見にくいので、どちらかといえばタブレットがおすすめ。
キーCの「おどるポンポコリン」に出てくるコードは7つ
出てくるコードはけっこうかんたんです。D7がセーハコードなので少し難しいですが、あとは全体に押さえやすいコードばかり。
カッティングの練習に持ってこいですね。
D7を省略形で弾くのもありです。
ウクレレの「チャ!」=カッティング
「おどるポンポコリン」は8ビートのリズムで伴奏します。「ジャン ジャジャ ジャン ジャジャ」という軽快なストロークです。
この動画ではこんな感じで、×の音符をカットして弾いています。カッティングは、ウクレレのストロークを「チャッ!」と短く切るやつでしたね。
カットのしかたは下の動画でかんたんに説明しています。
「おどるポンポコリン」はハイコード(セーハコード)でなく、普通のオープンコードで弾けるので、手のひらで音をミュートしてカットします。ギターの人は、これをブラッシングと呼んだりしています。
×印の音符をカットして弾くと「ジャン チャチャ ジャン チャチャ」という感じになり、リズミカルに聴こえます。
カッティングの方法2種類
ベーシックなカッティングといえば、上の写真のように手のひらで4本の弦すべてをミュートしてしまい、そのまま「ジャッ!」と弾く方法。弾き終わりは下の写真のようになります。
カットしたい音だけをこのように手のひらでミュートすることを、ブラッシングともいいます。ここで、最初に掲載したリズム譜をもう一度見てみると……
「ジャン チャチャ ジャン チャチャ」という感じで弾きたいので、音符の×印のところをカットすればいいわけですね。
ハイコード(セーハコード)でカッティングする場合は、コードを押さえている左手の力を抜いて弦をミュートします。
じつはハイコードの方がカッティングがラクにできるのですが、コードの押さえ方自体が難しいので、少し慣れてから挑戦してみてください。
原曲キーは少しだけ難易度があがります
この動画はアニメ「ちびまる子ちゃん」公式チャンネルの、初代エンディングテーマ。キーEなので、ウクレレではちょっと弾きにくく、難易度が上がります。
U-FRETなどのコード譜サイトでは原曲キーで記載されているので、ちょっと自信がついたら挑戦してみてください。
U-FRETで出てくるコードはこの5つ。ものすごく押さえにくいわけではないですが、ちょっとだけ難しくなる感じです。
U-FRETをより便利に弾き語りできる無料アイテム!
Windowsなら、ほとんどのJ-POPのコード譜を自動作成できる無料ソフトChordPadがおすすめです。上の写真のようなコード譜があっという間に作成できます。
ChordPadはあっという間に弾きたい楽曲のコード譜を作成できるだけでなく、キーを変える機能もついています。けっこう便利です。
ChordPad|ダウンロードリンク
ChordPadについて、詳しくは以下の記事で解説しています。
Windowsパソコンがない場合は、スマホかタブレット(できればタブレットがおすすめ)にU-FRETアプリをインストールしてください。
U-FRETはブラウザで見ると広告がかなりうっとうしいですが、アプリだと控えめになります。
U-FRETアプリ|iOS
U-FRETアプリ|Android
「大人のウクレレ入門」で配布している無料ツール
また、「大人のウクレレ入門」でも、弾き語りに役立つ無料ツールを配布しています。特におすすめはコード譜のキーを変える時に便利な移調シート(移調円盤)。
「もうちょっとキーを下げたい」「逆に上げたい」という時役に立ちます。
コードを簡単に移調する無料ツール|関連記事
また、無料のコード一覧表も配布しています。厚手の紙に印刷してホチキスどめすると、A6のポケットブックになる「コードブック」がおすすめです。
ウクレレのコードブック(A6ポケット版)|関連記事
うまく弾けない場合のヒントとコツ
この記事で配布しているコード譜がうまく弾けない場合はウクレレの通信講座をおすすめします。どの講座も3か月でウクレレの基礎を習得します。
とくに古川先生のウクレレ講座なら、超有名講師のていねいな指導に加えて、「弾き方がわからない」という時に何度でも質問できるフォロー態勢が組まれています。
実は楽器の練習で挫折する原因は「ちょっとしたことが分からない」場合がほとんど。その点、古川先生のウクレレ講座はLINEでもメールでも、なんなら電話でも質問できてしまいます。しかも回数無制限です。
筆者も中学時代ウクレレに挫折し、高校の部活で先輩たちに不明点を解決してもらい、ギターやウクレレが弾けるようになりました。
そんな「先輩がいる」かのようなウクレレ講座。伸び悩んでいる初心者の方におすすめです。
ウクレレを持っていない人には楽器セットも用意されています。
筆者も受講しましたが「この教材で3か月みっちり練習したら確実にうまくなる」と感じました。
「おどるポンポコリン」ってどんな曲?
「おどるポンポコリン」といえば「アニメ『ちびまる子ちゃん』のオープニング!」というイメージが強いですが、1990年のスタート時はエンディングテーマでした。
その当時のオープニングテーマは関ゆみ子さんの「ゆめいっぱい」でした。
「おどるポンポコリン」が初めてオープニングテーマになったのは1998年のことで、その時はBBクイーンズでなく ManaKama&泉谷しげるバージョンでした。
2000年代に入ってBBクイーンズバージョンの「おどるポンポコリン」がオープニングテーマになり、その後、木村カエラバージョン→E-girlsバージョン→ゴールデンボンバーバージョンと変遷。現在はももいろクローバーZバージョンがオープニングテーマとなっています。
30年以上歌い継がれている名曲。マスターしておけば、年齢問わず受けること間違いなし! ぜひ挑戦してみてください。