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【PDFあり】ドレミファソラシドの弾き方&ウクレレ指板表の無料ダウンロード

ウクレレの「ドレミファソラシド」は上の写真の場所にあります。

  • 3弦の開放(どこも押さえない)が「ド」
  • 3弦の2フレットが「レ」
  • 2弦の開放が「ミ」

写真にあわせて、このように弾いていくとウクレレの「ドレミ…」を弾くことができます。

初心者の方向けに「ウクレレの弾き方」を基礎から解説する記事もおすすめです。

ウクレレの指板表をダウンロード

下のボタンでダウンロードできる指板表

取り急ぎ「ウクレレの指板上の音を全部知りたい!」という人は、下のボタンから指板表(フィンガーボード・チャート)をダウンロードしてください。

フィンガーボード・チャート(PDF)

これがウクレレで弾ける音の、ほぼすべてです。

では、基本的なドレミの場所から解説していきましょう。

見てすぐ弾ける基本の「ドレミ」の場所

ウクレレで弾く基本のドレミファソラシドは、上の動画の通りです。3弦の開放弦が一番低い音(C)で、ドレミでいうとそれが「ド」の音。High-Gのウクレレでは、これが一番低い音です。

基本のドレミは、ウクレレの指板のごく一部だけしか使いませんが、これで弾ける曲もあります。この記事後半に、オリジナルアレンジの「Spanish Fandango」を紹介していますが、これは基本的なドレミだけで演奏できます(PDFの楽譜もダウンロードできます)。

右手の使い方(基本編)基本の親指ピッキング

基本のドレミの場所がわかったら、あとは右手・左手それぞれの使い方を再確認すると、簡単な曲なら弾けるようになります。

ギターではほとんどやりませんが、ウクレレでは基本となっているのが親指でのピッキングです。

テンポの速い曲でなければ親指ダウンピッキングのみで演奏できるので、まずはここから練習してみてください。

  1. 小指と薬指をウクレレのボディ下にそえる
  2. 親指の関節を曲げずにピッキングする

というポイントを押さえればできるはずです。この下の動画で細かい点を補足しています。

左手の使い方(基本編)

右手の使い方は、ジェイク・シマブクロの弾き方に学ぶのがおすすめです。ジェイクは親指を常にネックの真裏にしっかりと当てて演奏しています。

ゆるレレ
ゆるレレ
ジェイクのほかにもニール・チンなど、ハワイアンのウクレレ奏者は親指をネックの裏にしっかり固定する人が多いです。

実際に弦を押さえるのは親指以外の①人さし指、②中指、③薬指、④小指です。指使いを①~④の番号で指定している楽譜もあります。

ハワイアンのウクレレ奏者でもアルドリン・ゲレロなど、親指をネックの上に出す演奏スタイルの人もいます。

第一関節を立てて指の先端で弦を押さえる

左手の指は第一関節を曲げて押さえるのが基本です。第一関節を曲げて、なるべく指板に対して垂直に近い角度をとります。

この時、親指がしっかりとネック裏に当たっていれば、あまり力を入れなくても弦を押さえることができます。

フレットワイヤーに近い所を押さえる

指板の上のフレットとフレットの間を押さえれば、とりあえず音は鳴ります。ですが、ボディに近いほうのフレット近くを押さえるときれいに音が鳴ります。

基本のドレミで弾ける「ロンドンばし」(ダウンロード)

ではここで、簡単な曲を練習してみましょう!

基本のドレミだけで弾ける「ロンドンばし」の楽譜を用意したので、ぜひダウンロードして練習してみてください。

「ロンドンばし」楽譜ダウンロード

タブ譜もついていますが、なれてきたら五線譜だけで弾いてみるのも練習になります。

「後でパソコンから印刷しよう」という方は、下のLINEで送るボタンからKEEPメモに保存すると便利です。

シャープ(#)とフラット(♭)の弾き方

シャープやフラットの音は基本のドレミのスケールで使っていなかったフレット(ドやレのフレットの間)にあります。

たとえばドとレの間には「ド♯(=レ♭)」があります。

その理屈をもう少し詳しく説明していきます。

音の並び方の規則

「ド」と「レ」の間の黒鍵が「ド#(レ♭)」

ピアノの場合は、シャープやフラットがついて半音上がる(下がる)時、黒鍵を弾きます。ところがピアノの黒鍵は、ミとファの間とシとドの間にはありません。

これをウクレレに置き換えると……

この写真はウクレレの3弦のみでドレミファソラシドを弾くポジションを示しています。3弦だけでもドからドまで1オクターブ弾くことができます。

ドとレの間など、ほとんどの場合はフレットを1個飛ばしていることがわかります。でも、ミとファ、シとドの間は1個飛ばしておらず、ミとファが隣り合っています。

実は、1個飛ばしが「全音」。飛ばしていないところは「半音」です。

ピアノでいえば間に黒鍵があるところは「全音」で、黒鍵がないところは「半音」です。

この全音の間にある、何も書いていないフレットに、シャープ(♯)やフラット(♭)があります。

「ド」と「レ」の間に♯と♭がある

このように1弦のローポジションでラ、シ、ドが弾けますが、ラとシの間(1弦の1フレット)にラ♯(=シ♭)があります。

つまり、基本のドレミで使っていなかったフレットにシャープやフラットの音があるわけです。

このように、シャープやフラットは赤丸で示したところにあります。

たとえば、ファ♯(=ソ♭)は、2弦の3フレットの音です。

ウクレレで2オクターブ弾くスケールは?

12フレット仕様のウクレレの場合の指板

ウクレレで2オクターブ弾くためのスケールは上の図の通りです(注1)。他にもマークしていない部分にドレミの音階が隠れています。詳しくは記事の冒頭でダウンロードできるフィンガーボード・チャートを手元に置いて、探してみてください。

この後は、ウクレレで2オクターブ弾く時に避けられないポジションチェンジについて考えます。

運指に関しては「これが決まり」というものはないのですが、上の動画のようにポジションを移動すると弾きやすいと思います。

この記事の前半でも解説しましたが、ジェイク・シマブクロはポジション移動の際も親指の動きを最小限にとどめています。

常にネックの真裏に親指を当てるようにして、ポジションを移動する時には、その親指を支点とするように左手を動かしていきます。

ゆるレレ
ゆるレレ
やはり、ジェイクの弾き方は合理的。いつもお手本になります。

注1……2オクターブ弾くためには15フレット以上必要です。詳しくは次の章で解説します。

フレット数別「ウクレレで出せる音」

12フレットしかないウクレレだと、一番高い音がラ。なので、実は音域は2オクターブに届きません。

High-Gのウクレレで2オクターブの音域があるのは15フレット以上のモデル。市販の一般的なウクレレでは18~19フレットくらいが最大ですから、2オクターブと1~2音くらいが限界です。

ゆるレレ
ゆるレレ
でも、フレットの数は2本目のウクレレを買う時に考えればいいかな? と思います。

Low-GとHigh-Gの「音域の違い」

4弦を1オクターブ低いLow-Gに貼り替えると、低い「ソ」の音まで出せます。

Low-Gであれば、12フレットのウクレレでも2オクターブの音域を表現できます。

ゆるレレ
ゆるレレ
でもLow-Gはあまりメジャーではないので、無理に弦を貼り替える必要はないと思います。

楽譜を読んでメロディーを弾く基礎知識

この章では、ウクレレのドレミの場所の次に覚える「五線譜の読み方」の初歩を解説します。五線譜上のドレミ…の場所を見ていきますが、ごくごくさわりの部分だけです。詳しくは、以下の記事にまとめました。

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ゆるレレ
ゆるレレ
では、ここから超基本の五線譜のお話です。

五線は下から「ミ・ソ・シ・レ・ファ」と並んでいます。

ゆるレレ
ゆるレレ
よく「味噌汁は? と覚えよう」といわれます。

線と線の間(間=かん)は「ファ・ラ・ド・ミ」です。

五線譜の上で「ドレミファソラシド」をすべて並べると、上の図のようになります。

ゆるレレ
ゆるレレ
ここまでで音程がわかるので、あとは音の長さがわかれば弾けるはず!

音の長さ(音価)の基本

音の長さを音価といいます。

1小節分の長さを表す記号を全音符といい、それを半分にしたものが二分音符、その半分が四分音符……という風に、半分半分になっていきます。

このあたりは小学校・中学校で習っているので、上の図を見ているとすぐ思い出せるのではないでしょうか?

ゆるレレ
ゆるレレ
ここまでの知識を元に、もういちど「ロンドンばし」の楽譜を見てみると、TAB譜なしでも弾けそうじゃないですか!?

おすすめの教材

ここまでの説明で「ちょっと疑問が残るな」と感じる方におすすめなのが、古川忠義先生のDVD講座です。ものすごく親切丁寧です。

以下の記事で、現在日本で受講できる5つのウクレレDVD講座を分析・解説していますが、古川先生の講座がもっとも「丁寧」です。

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基礎からスタートして約3か月で基本的なソロ弾きまでマスターするのですが、その間21回の講義で、徹底的にわかりやすく解説してくれます。

また受講中は週に2~3回、古川先生からのメールが届きます。このメールには2つの意味があります。

  1. 練習のペースを作る
  2. メールに返信すると疑問点に答えてもらえる

とくに②が大きいです。いつでも何でも質問できる環境が月に1万円くらいで手に入るので、その間しっかり活用すれば確実に元がとれます(3か月で修了)。

ゆるレレ
ゆるレレ
この講座、LINEで友達登録すると、LINEでの質問も自由です。

「とにかくわからないことは残さず質問できる」という、重要でありながら後回しにされそうなポイントを、ガッチリと形にしています。

コード譜にイントロをつける超基礎講座

最後に、

「コード譜にイントロをつけたいから、ドレミの場所を探してたんだよ」

……というあなたのために、なみのおと音楽教室ののりこ先生に「イントロの付け方・初級編」を解説してもらいました。

最初の2~4小節のコードを弾く

単音でイントロをつけるのは少しハードルが高いので、まずはコード弾きでイントロをつけてみましょう。

コード譜・Cメロ譜の最後の2~4小節をイントロ代わりに弾いてみるのがおすすめです。

単音で弾くとしたら最後のメロディーを弾く

もしコード伴奏+単音のイントロをつける場合、単音で弾く人は曲の最後のメロディーを弾いてみてください。ごく簡単なイントロを付けることができます。

まとめとソロを弾くための参考リンク

ウクレレのドレミの場所を覚えると、ちょっとした楽譜を見ながらメロディーを確認したり、コードの構成音を調べることができます。

ウクレレで弾けるほぼすべての音を掲載した指板表(フィンガーボード・チャート)のダウンロードボタンを再掲載しますので、もしまだの人はぜひ! 保存しておいてください。

フィンガーボード・チャート(PDF)

ウクレレのメロディーを弾けるように練習するなら、以下の記事をおすすめします。

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また、ソロを極めたい! という人には、下記の記事をおすすめします。記事内のリンクから、たくさんのソロ譜をダウンロードすることができます。

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