ボロ家は、「安い」という一点だけで判断すると、売るときも買うときも手詰まりになります。
「古いから建物価値はゼロ」「解体すれば売りやすい」といった思い込みが、結果的に損をすることにつながります。
たとえば、建物を壊して更地にすることは、一見シンプルな解決策に見えます。しかし建物を取り壊すと、住宅用地特例(小規模住宅用地は固定資産税が6分の1に軽減される制度)が外れ、翌年から税負担が一気に増えます。
また国土交通省は「築年数によって一律で建物価値をゼロとする慣行の見直し」を推進しています。構造躯体が健全であれば、築古でも評価できる余地がある、ということです。
この記事では、ボロ家の売買で実際に使える判断の軸を整理しました。成約価格ベースのデータを確認できる「不動産情報ライブラリ(国土交通省)」の活用から、買主候補の分類、傾き・シロアリ・雨漏りの実態、総コスト試算の方法まで、実務に即して解説しています。
筆者は宅建士として沖縄エリアを中心にボロ家の取引に長年携わってきました。「どうせ安い」「どうせ売れない」と決めつける前に、この記事で一度、条件を整理してみてください。
ボロ家の価値は「今の見た目」ではなく「売却の出口」で決まる

不動産のプロは別として、一般の人がボロ家で失敗しがちなのは「出口戦略」がないこと。いろいろなお客さんから相談を受けてきましたが、出口で「いくらなら売れる」という試算を読み間違えると、売るに売れない状態になってしまいます。
私たちがボロ家を購入する場合は、必ず以下のコストを織り込んだうえで購入額を決めます。
- 諸費用(登記費用など)
- リフォーム費用
- 金利
- 税金
さらに、購入後どれくらいで売却を完了できるかという時間的な見積もりも行い、それもコストに換算して考えます。
ボロ家を手放したい場合も同様の計算を行う
その点、ボロ家を売ろうと考えている人も、同じ計算を行っておくほうがいいでしょう。なぜなら、ボロ家を購入する人の思考を読んでおく必要があるからです。
ボロ家に投資するボロ物件投資家であれば、必ず出口から逆算します。
一般の買主であっても、購入してリフォームを行い、諸費用を支払ったら総額はいくらになるか? という計算をします。
もし売り手の立場であったとしても、買い手の計算に先立って「コストを計算しておく」という手間を掛けないと、価格交渉で押し負ける可能性があります。
ぜひ、大まかな計算だけでも行っておいてください。
近隣の成約事例からボロ家が売れるかどうかを推定する

ボロ家の価値を考えるとき、最初に見るのは「そのエリアで古い家が実際に売れているか」です。
築年数が古くても、周辺で取引が成立していれば、同じような物件にも買主がいる可能性があります。逆に、成約事例がほとんどない地域では、ボロ屋の需要が弱い可能性があります。
最初の一手は、現地の不動産会社への相談と、公的データの確認です。
古い家が売れている地域ならボロ家にも買主がいる
不動産会社が使う「レインズ(REINS)」には、実際の成約価格が蓄積されています。
一般の方が直接閲覧することはできませんが、仲介会社に相談すれば周辺の成約事例を確認してもらえます。
一般の方が自分で調べる場合は、国土交通省の「不動産情報ライブラリ」が使えます。
対象エリアを地図上で選ぶと、実際の売買取引データを価格・面積・土地条件などとあわせて確認できます。
不動産情報ライブラリ(国土交通省)
「周辺で似た条件の古い戸建てが、どの価格帯で取引されているか」を把握するのに適しています。
ただし、成約事例が少ない地域では、データが不足しており、正しい判断ができないこともあります。
その場合は、地元に密着した不動産会社に「この地域でこういう物件は取引されていますか」と率直に聞くのが早いでしょう。
「全然動かない」と言われる地域と、「価格帯によっては引き合いがある」と言われる地域では、判断が変わってきます。
土地値だけで考えると使える建物の価値を落とすことがある
「築年数が古いから建物はゼロ円」とみなす査定手法は、いまも一部で使われています。木造住宅の税法上の法定耐用年数は22年と定められており、金融機関の担保評価がこれに準ずるケースもみられます。
しかし国土交通省は「中古戸建て住宅に係る建物評価の改善に向けた指針」の中で、築年数だけで建物価値をゼロとする慣行の見直しを推進しています。
構造躯体が健全で、適切な修繕が確認できれば、築年数にかかわらず建物の価値を評価に反映させるべきだという考え方です。
売主の立場から言えば、「建物価値ゼロ(土地値)」と決めつけられた査定額を鵜呑みにせず、まず疑ってみてもいいでしょう。
特に、状態のよい建物が残っている場合、古家付き土地として購入したい層が一定数います。
直して住みたい人、リフォームして賃貸に出したい投資家、古い建物の素材を活かしたいDIY志向の買主……。
そうした需要が地域にあれば、建物価値をゼロとした査定は実態を下回っている可能性があります。
売出価格ではなく成約価格を見る
不動産ポータルサイトに載っている価格は「売出価格」です。実際に取引が成立した「成約価格」とは、一般に差があります。
特にボロ家・古家の売買では、値引き交渉が入ることが多く、売出価格と成約価格の乖離が大きくなる傾向があります。
不動産情報ライブラリで確認できる取引データは、成約価格ベースです。相場を調べるときは、ポータルの売出価格ではなく、成約価格を参照すると実態に近く参考になります。
また、地価公示や相続税路線価も補助的に活用できます。
路線価は地価公示価格のおよそ80%水準で設定されているため、路線価を0.8で割ると公示地価の目安が出ます。
固定資産税評価額(課税明細書に記載)は地価公示のおよそ70%水準とされており、こちらも逆算に使えます。
ただし、これらはあくまで「土地の目安」です。
ボロ家の場合、建物状態・法令制限・権利関係によって実勢価格は大きく変わります。
公的データを「出発点」として、個別条件を重ねて読む必要があります。
解体すれば高く売れるとは限らない。更地化は「後戻りできない判断」

「古い家を壊して更地にすれば売りやすい」という不動産業者もいます。一部のケースでは正しいかもしれませんが、すべてのケースに当てはまるわけではありません。
建物解体・更地化を決断する前に以下のポイントを確認し、実態に即した価値判断を行ってください。
更地にすると見た目はよくなるが費用を回収できるか不明
建物を解体すると、土地がきれいになり、新築を検討している買主に提案しやすくなります。
ただし、解体費用は売却前に発生します。
木造住宅の解体費用の目安について、SUUMO等の公開データでは木造の坪単価が3万〜6.5万円程度とされていますが、実際の費用は建物の状態、敷地条件(重機が入れるか)、廃棄物の内容によって変わります。
アスベスト(石綿)含有建材が使われている場合は、別途調査・除去費用が発生する可能性があります。
それだけの解体費用をかけてもいいのは、都市部の新築需要があるエリア限定と考えたほうがいいでしょう。
固定資産税が3~6倍になる点にも注意
もう一つ、見落としやすいのが固定資産税の増加です。
建物が建っている土地(住宅用地)には、「住宅用地特例」が適用されます。小規模住宅用地(200㎡以下)の場合、固定資産税の課税標準額が更地時の6分の1に軽減されています。
建物を解体して更地にすると、この特例が適用されなくなります。
翌年から土地の固定資産税が大幅に増える可能性があり、売却が長引いた場合はその期間分の負担が積み上がります。
この点、売却に時間がかかる田舎の物件で解体を先行してしまった場合、固定資産税負担が重くなりすぎる可能性があります。
古家付き土地のまま欲しい買主もいる
「解体済みの更地」を求める買主がいる一方で、「古家付きのまま」で購入したい買主も存在します。
投資家やリフォーム再販業者は、建物の状態を自分で判断したうえで、解体するかリフォームするかを決めたいと考えます。
「売主に先に解体されると、建物の状態を自分の目で確認できなくなる」という理由で、現況のまま買いたいケースもあります。
また、建物を残したまま購入し、一部だけ直して賃貸に出す想定の投資家にとっては、解体済みの更地より古家付きのほうが都合がよいことがあります。
地元の不動産会社に「更地と古家付きのどちらが売りやすいか」を確認してから判断するのが現実的です。
エリアの需要によって答えが変わる、ということです。
傾き・シロアリ・雨漏りは一律アウトではない

筆者は沖縄県で、かなり多くのボロ家を購入し、リフォーム・再販してきました。その経験から、一見致命的な瑕疵に見えても、直せるケースは十分あると考えています。
たとえば、シロアリの被害にあった家であっても、腕のいい防除業者に相談して再発防止できるなら、場合によっては買い付けてもかまいません。

また、筆者が信頼する大工のトミーさんによれば「少々傾いている家でも、大工だけで是正することは可能」だといいます。土台部分に手を加えて、建物全体を水平に保つ工法で修繕できるからです。
雨漏りに関しても、現在はカバー工法(屋根全体にガルバリウム鋼版を被せる工法)によって、高確率で補修できるようになっています。
一見大きな瑕疵を抱えた物件であっても、その分安ければ買っていい場合もあります。
ただし、その点の判断は難しく、できれば信頼できる大工さんを捕まえておきたいところです。売るにせよ買うにせよ、ボロ家にかかわる場合は、電話帳で大工さんを調べて連絡を取ってみるのがよいと考えています。
買いたい人は「安さ」ではなく「総額」で見る

ボロ家の購入で最も多い誤算は、「物件価格が安かったのに、住める状態にするまでに想定外の費用がかかった」というものです。
購入価格が安くても、そこから先にかかる費用を合算すると、総額が大きく変わることがあります。
購入価格に、修繕費・解体費・登記費・税金を足す
ボロ家の取得にかかる費用は、物件価格だけではありません。
以下の項目を購入前に試算しておく必要があります。
| 費用の種類 | 内容・注意点 |
|---|---|
| 仲介手数料 | 仲介業者を通じた購入の場合に発生 |
| 登記費用 | 所有権移転登記、司法書士報酬 |
| 不動産取得税 | 取得後に都道府県から課税される |
| 固定資産税 | 翌年から年間を通じて発生 |
| 残置物処分費 | 家財・廃棄物の撤去費用。量によっては数十万円になることも |
| シロアリ調査・補修 | 種類と被害範囲によって費用が大きく異なる |
| 雨漏り補修 | 屋根・外壁の状態次第で費用幅が広い |
| 給排水管の更新 | 築30年超では配管内部の老朽化が進んでいることがある |
| 電気設備の更新 | 古い分電盤や配線は現在の使用環境に対応していないケースがある |
| 耐震補強 | 1981年(昭和56年)5月以前の旧耐震基準の建物は要確認 |
| 解体費(建物を壊す場合) | 更地にして使う・売る場合に発生 |
DIY前提でも、構造部分は専門家に確認する
「自分でリフォームする前提で安く買う」というアプローチ自体は問題ありません。壁紙の張り替え、塗装、床材の交換、簡単な水回りの修繕などなど、DIYでできる範囲は広いものです。
ただし、以下の項目については、専門家のにヘルプをお願いするほうがいいでしょう。
- 雨漏り:原因箇所の特定が難しく、目に見えない部分で腐食が進んでいることがある
- シロアリ被害:柱や土台の食害は外から判断できない。被害が構造部まで及んでいる場合、補修費が大きくなる
- 傾き:自己判断で許容範囲を決めると、後から沈下が進行していることが判明するケースがある
- 再建築可否:接道条件・法令制限は、建築士や不動産会社への確認が必要
国土交通省の登録を受けた建築士(既存住宅状況調査技術者)が行う「既存住宅状況調査(ホームインスペクション)」を活用すると、構造躯体・雨水浸入部分の劣化状況を一定の基準で確認できます。
費用は物件の規模にもよりますが、一般的に5万〜15万円程度が目安とされています(費用は個別条件によって異なります)。
もちろん、インスペクションで「すべてがわかる」わけではありません。一般的なホームインスペクションは非破壊で行いますから、壁の内部、天井裏の奥、床下の届かない部分は確認しにくいのが現状です。
ただ、購入前に「致命的な問題があるかどうか」の一次判断として使うには、有効な手段です。
売れない家を買うと、出口で詰まる
ボロ家を買うときに確認しておきたいのは、「いざというとき、この家を売れるか」という視点です。
住む目的でも、投資目的でも、最終的に手放せない状況になると選択肢がなくなります。
特に注意が必要なのは、以下のケースです。
- 再建築不可物件(接道が不十分で、建て替えができない)
- 融資が使えない物件(ローンを利用できる買主が限られる)
- 相続登記が未了の物件(取引に時間がかかる可能性がある)
- 境界未確定・越境がある物件(買主から敬遠される)
「安い家を買って活用する」という計画は、出口(将来の売却・賃貸・解体)までセットで成立します。
購入前に「この条件で、将来どんな相手に売れるか」を考えておくことが、後になって後悔しない買い物につながります。
売りたい人は「ボロ家だから安い」と決めつけず買主候補を分けて考える

ボロ家の売却価格は、「どの買主に売るか」によって変わります。
同じ物件でも、買主の目的・判断軸・資金調達方法が違えば、提示できる価格が変わります。
「ボロ家は安くしか売れない」と一律に考えるのではなく、誰に売るのかを整理する必要もあります。
住みたい人には「直して住めるか」が重要
自分で住むことを目的とした実需層にとって、最初の関心は「修繕すれば住めるかどうか」です。
雨漏りや傾きがあっても、修繕費の目算が立てば購入を検討する人がいます。
ただし、住宅ローンの利用には注意が必要です。
金融機関は担保評価をもとに融資可否を判断するため、著しく老朽化した物件や再建築不可の物件では、ローン審査が通らないケースがあります。
実需層の中でも、現金購入できる人と融資が必要な人では、購入できる物件の条件が変わります。
古民家や古家の雰囲気が好きで、自分でリフォームしながら住みたいという層もいます。
「築古・ボロ家・DIY可能」という条件を好む買主は一定数います。
一般的な不動産ポータルだけでなく、古民家専門のマッチングサービスや空き家バンクにも登録すると、こうした層にリーチしやすくなります。
投資家には「貸せるか・売れるか」が重要
ボロ戸建てを安く買い、修繕して賃貸に出す手法(「ボロ戸建て投資」などと呼ばれる)を実践している個人投資家がいます。
この層にとっての判断軸は、「修繕費を入れた総額で、利回りが合うか」です。
賃貸需要が一定あるエリアで、修繕後の家賃収入が見込めれば、建物の見た目がボロでも購入対象になります。逆に、エリアに賃貸需要がなければ、どれだけ安くても投資家の関心は薄くなります。
また、投資家は「最終的に売れるか」も確認します。将来売却するときに買い手がつかない物件は、投資先として敬遠される傾向があります。
買取業者には「再販できるか」が重要
買取業者(不動産会社が直接買い取るケース)は、修繕・クリーニングして別の買主に転売することで利益を出しています。
転売後の想定価格から逆算して買取価格が決まるため、一般的に成約価格は仲介経由より低くなります。
一方で、「現金で早期に引き渡し可能」「現状有姿・契約不適合責任免責での売却ができる」といったメリットがあります。
相続が絡んでいて早急に整理したい、遠方にあって管理が難しい、買主を探す時間的余裕がない……といった事情があるときに選択肢になります。
買取業者に相談すること自体は問題ありません。
ただ、一社だけで決めるのではなく、複数社の買取価格を比較することが重要です。
また、仲介経由の売却と買取価格を比較したうえで、条件・スピード・手間のバランスで判断してください。
ボロ家の価値判断チェックリスト

ボロ家の売買は、調査の漏れが後から大きな問題になります。
このチェックリストは「これで全部わかる」ものではありません。
専門家に相談する前に「何を整理しておくか」を確認するための表です。
価格を見る前に確認すること
まず、「そのエリアでボロ家・古家の取引が成立しているか」を確認します。
需要が読めない状態で価格を考えても、判断の土台が揺らぎます。
| 確認項目 | 確認手段 |
|---|---|
| 周辺で古い戸建てが売れているか | 不動産情報ライブラリ(国土交通省)で取引事例を検索 |
| 土地価格の目安はあるか | 路線価・固定資産税評価額・地価公示から逆算 |
| 買主候補を想定できるか | 実需層・投資家・近隣住民・買取業者のどれかいるか |
| 売出価格と成約価格の乖離はどの程度か | 不動産会社に近隣の成約事例を確認 |
建物を見るときに確認すること
目視でわかることと、専門家の調査でないとわからないことがありますが、「問題がない」と判断する前に、できる範囲で確認してください。
| 確認項目 | 判断のポイント |
|---|---|
| 雨漏りはあるか | 天井・壁の雨染み、シミ跡。屋根・外壁の劣化状態 |
| 傾きはあるか | ドア・窓の開閉具合、床の傾き感覚。精密計測は専門家へ |
| シロアリ被害はあるか | 床下の目視、柱への打音。種類と被害範囲によって対応が変わる |
| 基礎に大きなひび割れはあるか | 幅・深さ・パターンで危険度が変わる |
| 床下・天井裏を確認できるか | 点検口があるか。入れない範囲は専門家でも確認困難 |
| 給排水管・電気設備は古すぎないか | 築30年超は要注意。赤水・漏水・容量不足のリスク |
| リフォーム履歴はあるか | 修繕記録があると、建物状態の判断材料になる |
法令・権利関係で確認すること
建物の物理的な状態が問題なくても、法令の制限や権利関係で引っかかることもよくあります。売却・購入のどちらでも、早めに確認しておく必要があります。
| 確認項目 | 確認手段・注意点 |
|---|---|
| 再建築できるか | 接道条件・道路種別を確認。最終判断は自治体・専門家へ |
| 建築基準法上の道路に接しているか | 幅員・指定の有無を確認 |
| 接道長さは足りているか | 原則2m以上。1.8mなど不足のケースがある |
| 境界は明確か | 地積測量図・境界標の有無を確認 |
| 越境はないか | ブロック塀・屋根・軒先が隣地に入っていないか |
| 私道の通行・掘削承諾はあるか | 将来のインフラ工事に備えて確認 |
| 相続登記は終わっているか | 2024年4月1日より義務化。未了の場合は司法書士へ |
| 共有者の同意は取れるか | 売却には共有者全員の合意が必要 |
各種専門家に相談するタイミング
チェックリストを見て、「よくわからない」「気になる項目がある」と感じたら、早めにその道のプロに相談したほうが確実です。自己判断で進めるには、そうとうな専門知識が必要になるからです。
| 相談先 | 主な相談内容 |
|---|---|
| 不動産会社 | 周辺の相場・需要・売却方針・買主候補の想定 |
| 司法書士 | 相続登記・共有関係の整理・権利関係の確認 |
| 土地家屋調査士 | 境界確定・越境の処理 |
| 建築士 | 再建築可否・耐震性・法令制限の判断 |
| 既存住宅状況調査技術者 | 既存住宅状況調査(ホームインスペクション)の実施 |
| 解体業者 | 解体費用の見積もり・アスベスト含有の確認 |
| シロアリ業者 | 床下調査・種類の特定・駆除費用の見積もり |
判断に迷う項目が多いほど、自己判断で進めないほうが安全です。
「問題がないかどうか確認したい」という段階から、専門家への相談は始められます。
まとめ:ボロ家は「売れない家」ではなく「調査の難しい不動産」

ボロ家は、「どうせ安い」「どうせ売れない」と一律に決めつけると判断を誤ります。価値を決めるのは、見た目ではなく「誰に売るか」「いくらなら成立するか」という出口の計算です。
ボロ屋を売りたい人であれば、更地化が常に正解とは限らないこと、買主候補(実需・投資家・買取業者)によって見せ方と価格が変わること、成約価格ベースで相場を読む必要があることを押さえておいてください。
買いたい人であれば、物件価格だけでなく修繕・登記・税金を含めた総額で判断すること、傾きやシロアリも条件次第で補修できることを知っておくだけで、動き方が変わります。
チェックリストで気になる項目があれば、自己判断で進めるより先に専門家へ相談することをおすすめします。


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